「目を開けたまま寝る」
このような相反すると思われることは起こり得ます。
うちの親戚にも「眼を開けたまま寝る」というお子さんがいて、お母さんがそのお子さんの眼の前で手を振ると反応するそうです。
「眼を開けたまま」といっても、眼を半分開けた状態や、薄目で寝るということです。眼を見開いたまま寝ることではありません。
これにはいくつか原因があり、
①眼球が大きいから、否応なしに寝ていても目を少し開けた状態になってしまう。
②リラックスして寝ているから、眼を閉じる筋力を使っていない
③部屋がまぶしい
④加齢で筋力が落ちている
などの理由があるそうです。
スマホの見過ぎなども目の筋力低下につながるそうなので、若い人でもこれは起こり得ます。
ところで、少し英文法です。
「目を開けたまま」は、with eyes open
これは付帯状況を表す「with+名詞+形容詞」の構文です。
「目を半分開けたまま」は、with eyes half-open
同じことを過去分詞を使って表すこともできます。
with eyes opened(目が開かれたまま)
with eyes half opened(目が半分開けられたまま)
このように、付帯状況には、「with+名詞+過去分詞」の構文もあります。
猫も眼を開けたまま寝ることがあり、これもリラックス、眼が大きいなどが原因だそうです。薄目の原因も人間と同じです。
(英訳)
"Sleeping with eyes open”
Such seemingly contradictory things may happen.
A relative of mine “sleeps with his eyes open,” and when his mother waves her hand before his thin eyes, he responds.
“Sleeping with eyes open” means sleeping with eyes half open or with half-closed eyes but does not mean sleeping with eyes wide open.
There are several reasons for this,
(1) Eyeballs are large, eyes are undeniably slightly open even when sleeping.
(2) When we are sleeping relaxed, we do not use the muscles to close our eyes;
(3) The room is brightly lit;
(4) Muscle strength is weakened due to aging.
This can happen even to young people because excessive use of smartphones may cause deterioration of the eye muscles.