猫に小判 | 英語の極意  弁理士 奥田百子

英語の極意  弁理士 奥田百子

英検1級、弁理士
翻訳歴20年以上
翻訳の大学院で10年以上教えています。

英語に興味ある方、英文を書けるようになりたい方、英検を受ける方にお読み頂けるブログです。
翻訳者からみた英語の極意を話しています。


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猫に小判

 

こういう諺があります。あまり好きな言葉ではないですが、猫に小判を与えても、その価値がわからない、つまり、

その価値をわからないも者に与えても、無駄であるとの意味です。

 

これとほぼ意味が反対の諺は、

猫に鰹節

猫は鰹節が大好物なので、これを与えると好きすぎて油断できない状態になる、という意味です。

 

さて、猫に小判の英訳は?

 

 "gold coins to a cat." 

 

 

ChatGPTは説明してくれました。

 

it conveys the idea of giving something valuable to someone who cannot appreciate its worth or make use of it.

(訳)
価値を理解できなかったり、それを利用できない者に、高価なものを与える、という考え方を伝えてくれる

 

 

 It implies the act of wasting resources or giving something to someone who cannot understand its value.

(訳)

その価値を理解できない者にそれを与えることはリソースの無駄であることを意味する。

 

キーワード

convey 運ぶ、伝える

appreciate 称賛する、理解する

make use of ~  ~を利用する

imply 意味する、暗示する

 

appreciate は非常によく使う動詞です。「~してくれるとありがたい」を We will (would appreciate if ....)というメールやレターに書くことが多いです。「~してくれると、感謝する(称賛する)」と言う意味で使っています。

 

猫に小判なんて言わずに、この子には価値あるものをたくさん、与えてあげたいです。

I want to give this child many valuable things without saying that ”gold coins to cats".