猫の額ほどの~ | 英語の極意  弁理士 奥田百子

英語の極意  弁理士 奥田百子

英検1級、弁理士
翻訳歴20年以上
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英語に興味ある方、英文を書けるようになりたい方、英検を受ける方にお読み頂けるブログです。
翻訳者からみた英語の極意を話しています。


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「猫の額ほどの庭」

 

本当に猫の額ほどの面積ではなく、非常に狭いことのたとえです。

 

 

確かに狭いですが、さすがにこんな小さい庭はありません。

A cat's forehaed is certainly small, but there is no garden taht is as small as this.

 

 

さて、英語では何というでしょうか?

 

ChatGPTに聞くと、驚く答えが!

 

(訳)この表現は、非常に庭、裏庭を描写するために、ユーモアを交えて使われる。

英語では、「郵便切手のサイズの庭」と言うことにより、同様の意味を表してくれる。

 

「This expression is often used humorously to describe a very small garden or yard

In English, you could say "a garden the size of a postage stamp" to convey a similar meaning.」

 

 

「郵便切手のサイズの庭」(garden the size of a postage stamp)です!  「猫の額(cat's forehead) より更に小さいです。

 

Pinterestには、写真とともにこの表現が紹介されていますが、日本の感覚から言うと、とても「郵便切手ほど狭い庭」とは言えないですね。もしこんな広い庭が「猫の額」だったら羨ましい限りです。

 

そのほか、mini garden, very small (tiny) garden と言うこともできます。

 

「猫の額」を the size of a postage stamp と訳すのはちょっと勇気が要るので、やはり、mini, very small を使った方がよさそうです(面白味はありませんが)

 

キーフレーズ

This expression is used humorously to describe・・・

 

to不定詞は、ここでは「目的」の意味を表す副詞的用法です。

「この表現は使用されて、~を描写する」(結果)よりも、

「この表現は~を描写するために、使用される」(目的)の方が日本語として自然です。