1月が早く過ぎる理由 その2 | 英語の極意  弁理士 奥田百子

英語の極意  弁理士 奥田百子

英検1級、弁理士
翻訳歴20年以上
翻訳の大学院で10年以上教えています。

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翻訳者からみた英語の極意を話しています。


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1月が早く過ぎると感じられ理由として、ChatGPTは

 

Increased Activity

(活動が多い)

 

新年会、打ち合わせが何かと多い新年はあっと言う間に過ぎる、というのです。

 

  • The start of the year often brings increased activity, both personally and professionally. Meetings, projects, and commitments may intensify, contributing to a sense of time passing swiftly.
(筆者訳:
一年の初めは、個人的にも仕事でも往々にして活動が増える。会議、プロジェクト、責任が集中し、時が早く過ぎると感じさせる)
 
この英文は、訳しにくい箇所が多々ありますが、非常に勉強になる英文です。
 
・commitment
この単語は、非常に訳しにくいですが、結構よく使われます。
「献身、義務、責任、専念」などの意味があり、意味を捉えにくい英単語です。たくさんの意味があるので、その場面に応じて適切な日本語を当てはめるべき単語でもあります。
 
この英文では、新年には義務が増える、専念しなければならなことが増える、責任が増える、
という意味で使われています。
 
・intensify
「増える」という意味の自動詞としてここで使われています。
「Meetings, projects」などが(自分で)増大していく、というニュアンスです。
 
・, contributing to a sense
新年は会議などが増え、それが「(時が早く過ぎる)感覚に貢献する」という意味ですが、
 
meetings intensify, which contribute to a sense
 
のように、前の文章を先行詞とする関係代名詞に書き直してもよいところです。
 
オンライン会議のイラスト(スーツ)
コロナが一段落しても以前よりオンライン会議が多い気がします。