前回、earlyが形容詞であり、「(予定より)早い」ことを意味するとお話しました。
”She was early”.
この文章を初めて見たとき、どうしても腑に落ちませんでした。
"5 p.m. is early for dinner".
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このように時間を主語にするのであれば、納得できます。
「~時は早い」という意味になるからです。しかし人を主語にして、
「○○さんは早い」
のように、earlyを形容詞として使う用法が理解できませんでした。しかし、late を考えればわかります。
「私は学校に遅れた」
I was late for school.
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これも人を主語にして、「(予定より)遅い」ことを表現しています。
私の考えですが、early, late のこのような用法は、形容詞とはいっても、動詞に近い意味を表しているのだと思います。
She was early for school.
彼女は学校に着くには早かった → 彼女は学校に早く着いた
He was late for school
彼は学校に着くには遅かった → 彼は学校に遅れて着いた
つまり、形容詞でありながら、「早く着く」「遅く着く」のように動詞として訳せば、人を主語としても違和感なく訳せます。
日本語でも早く着いた人に対して、
「今日は早いね」
ということがあります。これは、
「今日は君は早く着いたね」
を表しています。このときの
「今日は早いね」を英訳すると、
You are early today.
となります。