「私の友達」の英語 | 英語の極意  弁理士 奥田百子

英語の極意  弁理士 奥田百子

英検1級、弁理士
翻訳歴20年以上
翻訳の大学院で10年以上教えています。

英語に興味ある方、英文を書けるようになりたい方、英検を受ける方にお読み頂けるブログです。
翻訳者からみた英語の極意を話しています。


メールアドレス momoko.okuda@gmail.com

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高校生の頃、

 

My friend is ...

 

という表現は、世界にたった一人しか友達がいないことになってしまうから、使わない方がよい、

 

A friend of mine ...

 

を使った方がよい
ということを学校の授業や外国人の先生からよく聞きました。
 
そのことがず~と頭に残っていて、my frinedは極力使わずに英語を使ってきました。
 
しかし、そうはいっても、my frinedをネイティブが使うのを見て奇異に思ってきました。
 
特に調べもせず、何十年と生きてきたのですが、改めて調べてみると、こんな記事を見つけました。
 
 

Weblio英会話コラム

 

 

Weblioは辞書だけでなく、こんなコラムも出してくれているのですね。助かります。
 
つまり、
Momoko won the championship.  She is my friend
(Momokoが優勝したよ。彼女は私の友達よ。)
 
She is my friend.  (目の前で紹介するとき)
 
のように、「私の友達」といっても、会話の相手がそれを誰だか認識できるときは、
 my frined
といってよいのです。
最初の例では、優勝した人として、すでに会話に登場しているので、my friendを使ってもよいです。
 
私の友達は音楽家である
 
のように、音楽家といっても会話の相手には誰のことをいっているかわからない、漠然とfriendといっているときは、
 
A friend of mine is a musician.
 
のように表現するそうです。
 
必ずしも、my firnedの表現がすべてダメというわけではないのです。
 
my frinedに倣って、私の依頼人というときも、 
 
my client
 
ではなく、
one of my clients
 
といってきましたが、これも
 
どの依頼人か相手がわかるときは、
 
my client
 
といってよいのですね。ネイティブのレターでも、my clientという表現をよく見ます。 
 
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