社会ルールの通訳者になる（小学校の入学準備）〜Mama Caféの感想より

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先日のカフェスタイル勉強会 Mama Café「自立に向かってすくすく育つ、モンテッソーリ教育でみる学びの法則」にご参加いただいた方から感想をいただきましたので、ご紹介します。

子供を産んでから、周りのお母さんから、どの子もティッシュを箱から出してしまったり、蛇口のレバーをあげて、水を出すのが大好きで困るという話を聞き、親にとって困る行動が子供にとっては、たまらなく楽しいことなのではないかと思い、子供にとって「遊び」とは何なのか、どのような空間で子供を育てると良いのか、色々と本を読みながら、模索してきました。保育に関しては全くの素人なので、自己流で育ててきましたが、息子は好奇心旺盛で集中力が高い子に育ったことをとても嬉しく思っておりました。

しかし、年長クラスになってからは、「協調性のない子」や「先生の話を聞かない子」だと、保育園の担任の先生から何度か呼びだされ、自分の育て方は間違っていたのかと落ち込みました。息子が「カブトムシの幼虫のウンチ」をリュックにいっぱいつめて帰ってきた時、先生からも「みんなが園庭で遊んでいるのに１時間も廊下で一人で、幼虫のウンチをとっていた。このままでは、小学校で苦労をするのはS君ですよ。」と言われ、流石にこのままでは「変な子」とレッテルを貼られると、自由に育てすぎたのだと後悔をしていました。それからは、入学までに何とか協調性を持たせたいと、

事あるごとに息子をキツく叱っていました。

今日、「息子はこのままで良い」と言われ、私の役割は彼にとっての「社会ルールの通訳者」だと教えてもらい、やっとこの１年間のモヤモヤが消えました。これから時間をかけて、小学校という場所がどういうところなのか、本などを見せながら、ゆっくりと伝えていこうと思います。

お子さんの興味や好きなことに寄り添い、良いところを伸ばす、とても素敵な子育てをされていらっしゃるなぁと思います。お子さんもとても素敵なお子さんだなぁと話を聞いていて思うのですが、少人数の先生で大人数の子どもをみる、集団保育や学校では個性的な部分やマイペースさが「困った行動」として捉えられることがどうしてもあります。

小学校入学お子さんにとっては大きな環境変化です。初めて経験する場所なので、環境の変化に戸惑いやすいお子さんや、みんなと同じようにやるということになかなか納得がいかないお子さんの場合は、何もわからない状況でいきなり放り込まれると、大きなストレスを感じることもあります。

そういうお子さんの場合は、絵本などを使って小学校の様子をあらかじめ伝えたり、親子で小学校生活のことを話したり（あくまでも不安にならないように、楽しみにできるように）すると、お子さんのストレスも少なく、環境に慣れやすくなると思います。

いくつか本をご紹介します。