子どもを自殺から救うには・・・未来への希望が見えること | 幸せな親子関係・主体性をはぐくむ ピースサインのあるこそだて

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日本は自殺による死亡者の割合が先進国の中でワースト1位で、近年減少傾向にあるとはいえ、世界的にみても自殺者の多い国です。

その中でも子供たちの自殺は本当に胸が痛みます。

 

8月終わりごろから、夏休み明けの子供の自殺についての記事がたくさん出てきます。

 

以前こんな話を読みました。

 

学校が辛くて自殺を考えたけど、思いとどまったお子さんにその理由を聞くと、

 

「両親が楽しそうに人生を送っている姿をみて、自分も今を乗り切れば、将来は楽しい人生が待っているのかなと思えた。」

 

と言ったそうです。

 

10代の思春期はアイデンティティを確立する時期で、他人と自分を比較したり、他人の評価を気にしたり、自分を見失ったりと、精神的な葛藤を抱える苦しい時期です。人生で一番辛かった時期は?と聞くと、中学生と答える人はかなり多いようです。

この時期を乗り越える上で大切なことは「今頑張れば、将来はもっと楽に、楽しくなる」と思えることだと思います。

 

「世の中はどんどん悪くなっている」「昔はよかった」「将来が心配だ」と嘆く大人の声をたまに聞きますが、それが子供たちを心配して言っている言葉だとしても、子供が聞けば、生きる希望を失ってしまいます。

 

「今は辛いけど、大人になれば楽しい生活が待っているのかな」

 

そう子供が希望を持てるように、身近な大人が振舞うことが、子供の自殺を防ぐ大きな助けになるのではないかと感じています。

 

 

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