JR西日本213系の思い出 「マリンライナー」の活躍、来阪時の写真 | 鉄撮り屋

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213系とマリンライナー、あの頃の瀬戸大橋線を思い出して

JR東海の213系が富山地方鉄道へ譲渡されたという話題で、鉄道ファンの間では「213系、まだまだ現役やん!」と盛り上がっておりますなぁ。

213系といえば、東海のもいいですが私の中ではやっぱりJR西日本の213系。

この車両を見ると、いろんな時代の思い出が一気によみがえってきます。

今回はそんな213系と、私にとって思い出深いマリンライナーの話でも。


1988年4月10日――瀬戸大橋が開通!

今から振り返れば、ものすごい出来事でした。

1988年4月10日、瀬戸大橋が開通。

それと同時に、岡山~高松間を結ぶ快速「マリンライナー」の運転が始まりました。

そして、そのマリンライナーに投入されたのが213系。

つまり、

「瀬戸大橋を渡るマリンライナー=213系」

という時代が始まったわけです。

当時の私は、もちろんこの新しい鉄道の登場にワクワク。

今まで海の向こうだった四国と本州が、鉄道で一本につながる。

しかも、あの巨大な瀬戸大橋を列車が走るんですからね。

そら鉄道好きとしては、

「これは見に行かなアカンやろ!」

となりますわ(笑)。

そして実際に見たのが、瀬戸大橋開業を記念したヘッドマークを掲げたマリンライナー。

これがまたカッコよかった。

今でもあの姿を思い出します。

開業記念という特別感もあり、213系マリンライナーそのものが「新しい時代の象徴」のように見えたもんです。

 

営業運転前、試運転で大阪駅へ来たことも


あの頃のマリンライナーは、とにかく特別だった

現在のマリンライナーを見慣れていると、213系時代の姿は本当に懐かしい。

岡山側からやって来て、瀬戸大橋を渡り、高松へ向かう。

高松側にはパノラマタイプのグリーン車!

瀬戸大橋からの眺望を意識した車両ですから、これまた「瀬戸大橋を渡る列車」という雰囲気がたっぷり。

しかも開業当初は利用客も多く、編成もなかなか豪快。

 

なんせ、11両編成のマリンライナーまで走ったんですからね。

今のマリンライナーしか知らない人が見たら、

「これホンマにマリンライナーですか?」

となりそうです(笑)。


そして213系が関西へやって来た!

そんな213系が、今度は関西方面でも見られるようになりました。

瀬戸大橋線で見ていた車両が関西へやって来る。

これがまた不思議な感じでした。

「おおっ、213系がここにおる!」

と。

鉄道車両って、走る場所が変わるだけで印象が変わりますよね。

瀬戸大橋を渡っていた時には、

「四国へ行く特別な列車」

というイメージだった213系が、関西へ来ると急に身近な存在になる。

でも、顔を見るとやっぱり213系。

「お前、ここまで来たんか(笑)」

そんな気分でした。


香川県に住んでいた頃は、マリンライナーを撮りまくり!

そして私が香川県に住んでいた頃。

これはもう、マリンライナーを撮る機会が増えました。

何しろ身近にマリンライナーが走っている。

撮らん理由がありません(笑)。

いろんな場所で撮りました。

「今日はどんな編成が来るかな?」

と待っていると、やって来るマリンライナー。

もちろん撮る。

また来る。

また撮る。

ちょっと違う編成が来る。

また撮る。

……そして写真が増える(笑)。

鉄道ファンって、ほんま単純です。

「さっき撮ったやん」

と言われても、

「いや、今度は編成が違うねん!」

「色が違うねん!」

「光線状態が違うねん!」

「さっきのとは別モンや!」

と、いくらでも理由を作れます(笑)。

 


2003年9月30日、213系マリンライナーの時代が終わる

そして時代は流れます。

2003年9月30日。

この日をもって、213系による快速「マリンライナー」の定期運用が終了。

翌2003年10月1日からは、JR西日本の223系5000番台とJR四国の5000系による新しいマリンライナーへとバトンタッチしました。

瀬戸大橋開業の1988年4月10日から数えて、約15年半。

213系は、瀬戸大橋線の歴史を支えた車両のひとつだったわけです。

そして、ちょうどその頃、私は香川にいました。

これはもう、

「撮るしかない!」

ですわ(笑)。


引退前のマリンライナーを撮りまくった

213系マリンライナーの最後の時期。

香川にいた私は、いろんなカラーのマリンライナーを撮りまくりました。

「これで最後になるかもしれん」

そう思うと、いつも以上にシャッターを切ってしまう。

編成を撮る。

色違いを撮る。

別の場所でも撮る。

走行写真も撮る。

駅でも撮る。

停車中も撮る。

気が付けば、

「ワシ、何枚撮ってんねん!」

という状態(笑)。

でも、今になって写真を見返してみると、それだけ撮っておいて良かったと思います。

あの頃は「また撮れるやろ」と思っていた列車が、ある日突然「過去の車両」になる。

鉄道って、ほんまにそういうところがあります。


そして琴平で新旧マリンライナーが並んだ!

さらに忘れられないのが、新型マリンライナーブルーリボン賞受賞の際、琴平で行われた新旧マリンライナーの並び。

これが本当に良い思い出です。

これまで瀬戸大橋を渡ってきた213系のマリンライナー。

そして、これからの時代を担う新しいマリンライナー。

それが並んでいる。

まさに、

「世代交代」

を目の前で見ているような光景でした。

ちょっと寂しい。

でも、新しい列車も楽しみ。

そんな複雑な気持ちで眺めていたような記憶があります。

……まあ、鉄道ファンですからね。

感傷に浸っている場合ではありません。

「早よ撮らな!」

です(笑)。

新旧並びを見たら、そらもうカメラを構えます。

一枚。

もう一枚。

角度を変えてもう一枚。

「もうええやろ!」

と言われても、

「いや、もう一枚だけ!」

……その「もう一枚だけ」が何枚になることやら(笑)。


213系を見ると、あの頃が全部つながる

今回、JR東海の213系が富山地方鉄道へ譲渡されるという話題を見ていると、改めて西の213系という車両の歩んできた道をも思います。

私にとって213系は、単なる一形式の電車ではありません。

1988年4月10日。

瀬戸大橋開業の日に見た、記念ヘッドマーク付きのマリンライナー。

その後、関西へやって来た213系。

香川県に住んでいた頃、何度も何度も撮ったマリンライナー。

そして、

2003年9月30日。

213系マリンライナーが最後の定期運用を迎えた頃、香川で撮りまくったいろんな姿。

さらに、琴平で実現した、新旧マリンライナーの並び。

こうして振り返ってみると、213系には私自身の鉄道趣味の思い出が、ぎゅっと詰まっているんですなぁ。

車両は走る場所を変え、役目を終え、そして別の場所へ旅立っていく。

でも、写真に残した姿は消えません。

「あの時、香川で撮ったなぁ」

「あのヘッドマーク、懐かしいなぁ」

「琴平で新旧並んだなぁ」

そんな記憶が、写真を見るたびに蘇ってきます。

これが鉄道写真の面白いところなんでしょうね。


213系、まだまだ頑張ってや!

瀬戸大橋を渡っていた213系マリンライナーは、もう過去の列車になりました。

けれど、213系そのものはその後も岡山地区の普通列車などに転用され、さらに現在へとつながる車両もあります。

そして今度は、JR東海の213系が新天地へ。

「213系、まだまだ働くんか!」

と思わず笑ってしまいますが、こういう第二の人生のニュースは、鉄道ファンとして嬉しいもんです。

私にとっての213系は、やっぱり瀬戸大橋を渡るマリンライナー。

あのステンレス車体。

あの顔。

そして、瀬戸大橋開業時の記念ヘッドマーク。

あの頃の写真を見ると、

「ああ、あの時代に戻りたいなぁ」

と思ってしまいます。

……まあ、戻ったら戻ったで、

「フィルムもっと買っとけばよかった!」

とか言ってそうですけどね(笑)。

そして最後はやっぱり、

「あの頃のマリンライナー、ほんまカッコよかったなぁ……」

であります。

 

そして私も、昔の写真を引っ張り出して、

「うわっ、こんなん撮ってたんか!」

と、また一人で盛り上がることにします(笑)。

鉄道写真の整理って……

終わらんのよ、これが(笑)。