たっくんは医学的に言えば
自閉症スペクトラムで受動型という分類になる。
もう、こんな言葉を書くのも笑っちゃうくらい
当の本人は、そんなもの意識させない人物に育っているが
やはり、子供の頃は独特な感性や特性が
を生み出していたのは間違いない。
その中で
私にとって一番難しいと感じることが、この受動型の部分。
ケンカと祭りが大好きな博多っ子のmiwaママ。
そんでもって、私もかなり自閉っ子派。
自分もストレートに発言してしまうけど、
相手もガンガンストレートに言ってくれないと分からないタイプ。
ストレートに言ってくれないと
「なんか含んでるなー」とは思うけど、
「まあ、何か本当に言いたい事があれば
ストレートに言ってくるだろう」となってしまい、
きっと、優しい遠回し派の人は
「ああ、ちっとも分かってくれない
」となってしまう![]()
…最低だな…私![]()
まあ、大人になるにつれて
なんか含んでます?みたいな人には
ストレートに
「もしかして、これは嫌?こっちでもいいよ?
やめてもいいし。なんでも言ってー」
と言うようにしたりして
解決する事も多くなったが、
それでも、言えない人は言えないのだと言う事も学んだ。
そして、その中にたっくんも含まれていた。
でもそれは、私がそれまでに出会った、
とにかくとことん相手に気を使いまくって言えないとか
めちゃくちゃおとなしくて、
自分の意見をストレートに言うなんて気絶します的な
可愛いらしい人々とは全然違ったのだ。
それは…
ある意味では絶対的な信頼と愛が元になっていて
ママは自分を絶対に裏切らないから とか
ママは自分を愛してるから間違いがない とかで、
何か、ちょっと大きな物事を決める時、
私の
「これは、この辺がこうだから、こっちがいいんじゃない?」
みたいな意見に
殆ど「うん。分かった
」で終わる。
しかも、殆ど何も見ず、確認せず![]()
「いや、ちゃんと見て!」
と、突っ込んでも、
「うん
」
と微笑みつつ、チュン君と暴れている…![]()
小さい頃は、まだ、自分の好みとかよく分からないのかなー
とか、
男の子だから、こう言う事には拘らないのかなー![]()
で済ましてきたりした。
しかし、
中学生くらいになってきても、
日常の小さな物事は別として
ちょっと大きな物事については
全て、見ることも考える様子もなく
「うん
」
なのだ![]()
意見を述べて欲しい…
反論して欲しい…
なんなら、激論を交わしたい…
せめて、じっくり考えて「うん
」と言って欲しい…![]()
何だか、私の思い通りに進めているようで気持ち悪い。
せめて、たっ君の「うん
」に胡座をかいて
自分のエゴで物事を進めてしまわないように
自分に問いかけながら
たっ君の事だけを考えて
自分の考えを伝えていかなければ。
何かを決める時、
そうやって自分を戒めるようにしてきた。
そんな たっ君が変わってきたのは
たっ君が高校二年くらいからだろうか…
たっ君に芽生えたものは
なんとも 厄介な方向に進んでいったのだ…![]()
そこについては、長くなりそうなので
また次回…![]()
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