子供の嘘の問題点 その四 | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

とりあえず、「本当の二次障害」の記事から始まった

このシリーズ、今日でひとまず最後のお話。

 

まだまだ、本質に触れたい所があるんだけど…

ちょっと今日で区切ります(疲れた…笑)

 

で、今日は、子供の嘘の問題点の中でも一番重要とも言える

最後のお話し。

 

それは、

「親子の信頼関係をコツコツと築いていく」

と言うこと。

 

結構、思い違いをしがちなんだけど

「親子愛」=「信頼関係」

「大好き」=「信頼」

ではないんです。

 

ましてや、親子になった瞬間に信頼関係が出来上がる訳ではないのです。

残念だけど。

 

親子であれ、他人であれ、信頼関係は築いていくものなんです。

 

生まれたての赤ちゃんは、無力なので、育ててくれる大人を

信頼するしかありません。

 

抱かれる度に「落とされるかも…」などと

ビクビクしていたら健やかに育ちません汗

 

そして、その、命をかけた信頼を裏切らないよう、

親は一生懸命、寝る間も惜しんでお世話をしますね。

 

そうやって、毎日、毎日、子供の信頼に答えて

親子間の信頼関係は築かれていきます。

 

しかし、大きくなってくると

お世話をする部分が減っていきます。

 

子供の成長と共に、お世話をするだけではなく、

日々の生活や会話、親の言動、教育などの中で信頼関係が築かれる事になります。

 

 

そこで、今回のテーマ、子供の嘘の問題点その四は

日々の生活の中で起こる出来事であり、

その出来事を通しても信頼関係を築く事ができるという話し。

 

 

子どもが何かをしでかして、

言い訳や嘘を言ったとき、

それを遮って

「嘘つくな!!!」と怒鳴ったり、

「言い訳するな!!!」と一切話を聞かなかったり

やってしまいそうになるかもしれないけど、

ちょっと待ってください。

 

あなたは、大人の見本となるべき人です。

感情をコントロールできるのが大人です。

 

どれだけバカバカしいと思っても

どれだけ嘘くさいと思っても

まずは、しっかり話を聞いてください。

 

ここから先は、子供の成長具合、状況、「個」によって

変わってくる部分はありますが、

でも、話を最後まで聞いて

すぐさま、名探偵のように嘘を暴いていっては

あまり意味がありません。

 

まず何よりも、

「共感すべき点は共感する」という事を忘れないでください。

 

これは、子供の為でもありますが、

あなたの為でもあります。

 

共感する所までできれば、

完全に自分の感情をコントロールできる可能性が高くなるのです。

 

黙って子供話を聞いてる間は、

手をプルプルと震わせているかもしれませんが、

「びっくりしたよね」

「なかなか難しいよね」

などと言葉をかけている間に、

もう自分をコントロールできます(笑

 

 

共感はなんでも良いので見つけましょう。

 

「壊したのは妹がやった!」と明らかな嘘を言ったら

「これが壊れたの見て びっくりしたね」

と言って、まずは事実の部分だけに目を向けて

子供の気持ちを代弁するとか、

 

片付けてないのに 片付けた!と言うなら

「全部 やるのは なかなか大変だよね」

と、労うとか、

 

「お腹が痛くてできない」と

元気いっぱいに遊んだ後で言われたら

「まあ、かわいそうに」

と、「痛い」と言う部分だけに焦点をあてて

気遣ったり。

 

そして、これらの共感は

自分の話をしっかりと聞いてくれる人

自分の事を理解してくれる人

と言う信頼関係につながるのです。

 

「嘘をつかれる」→「騙される自分」→「負け」

と考える方は多いのですが

子育ては勝負ではありません。

 

本当の意味の「大人」に育てるための

親子で歩く、学びと成長の道なのです。

 

嘘に乗っかる事も重要な場合もあります。

 

お腹が痛いと言うなら、熱をはかり、薬を探し、

思いっきり心配してください。

 

なんなら

「今まで元気だったのに何かおかしい!」と、

救急車を呼ぼうかしら…などと悩んでみてください。

 

自分の嘘によって何が起こるのか見せてやるのも一つです。

 

もしかしたら、感覚鈍感で、遊びに夢中な時は気付かないだけで

本当にお腹が痛い子もいますから、

怪しいと思っても、まずは信じてみるのは大切です。

特に体調などは。

 

我が家のたっくんは、

チュンくんと走り回って遊んだ直後

「さあ、学校行く時間よ!」

と言うと

突然、

「う…」と苦しみ、物凄く臭い演技っぽく倒れ込み、

宙に手を伸ばした後、ぐったりするという表現をしていました…

 

明らかに臭い演技って感じだけど、

その日は必ず熱を出します。

 

「具合が悪い」を彼なりに表現する間違った方法を身につけていた 感覚鈍感なたっくん…汗

 

過去記事「限界は突然に」参照

 

子供って、本当に面白く、わかりにくい事もあるんですね…汗

 

 

 

なので、嘘だろ?と思っても毎回必ず心配して

気遣ってください。

これは、大人の見本としてもやるべき行為ですから。

 

そうして、お腹が治れば、先延ばしにして逃げたものを

必ずやらせてください。

 

決して代わりにやらないでください。

 

 

妹がやったと嘘をつくなら

「それをやって妹はどう思ったのかな?」

と考えさせてください。

 

妹の立場になり、妹にも心があることをしっかり感じさせてください。

 

「妹を怒った方が良いのかな?」と

どうすべきか考えさせてください。

 

もし、嘘ならば、その子の心の中の声が聞こえるかもしれません。

 

子供は、親の気を引く為にやったり、

親を試すためにやったり

単純に夢中になりすぎただけだったり

目に見える状況だけでは分からない問題が隠れてることは多々あります。

 

子供の話をしっかり聞き、

嘘に乗っかりつつ言葉を引き出すことで

本当の心の声が聞こえる事はよくあります。

 

我が家のチュンくんは、字が読めない事を隠していました。

詳しくは過去の記事に書いてますが

小学校低学年の時、テストは全部隠してました。

 

そして、いろんな嘘をついて誤魔化そうとします。

 

でも、

「皆んなみたいに字が読めない、恥ずかしい」

チュンの嘘の裏に隠された心の声です。

 

そして、彼がディスレクシアと診断されたのはこの後です。

 

 

子供の嘘の裏に潜む問題点を探るのは

大人の努めです。

 

 

もし、嘘をついたら、「なぜ嘘をつくのか」

言い訳をするなら「言い訳の奥に隠れている問題点は何か」

一生懸命悩み、試行錯誤してください。

 

決して、怒鳴る、罰を与える、嘘を暴いて黙らせる

などの簡単な子育てをしようとしないでください。

 

しっかりと話をきき、共感をする事で、

子供は正直に言う事を恐れなくなります。

 

それは、今回じゃないかもしれません、

信頼は築くものですから

地道に積み上げていくことで、やっと得られるものです。

 

そして、共感したらその後で、

なぜ、それをやらなくてはならないのか

やらなかったどうなるのか

など、しっかりとお話をし、

子供にも考えさせてください。

 

自分の話をしっかり聞いてくれる

自分の気持ちを理解してくれる

自分の意見も尊重してくれる

自分の長所、能力や才能もみてくれている

そして、エゴや世間体ではないアドバイスをしてくれる

 

そういったものを日々感じていくことは

信頼を築く一つの柱になっていくのです。

 

「親にいっても無駄」

「どうせ言っても分からない」

「頭ごなしに反対されるに決まってる」

 

そう言って

 

信頼できる大人

道標となる人

無償の愛で一生懸命になってくれる人

 

を心のどこかで求めながら彷徨う子供達によく出逢います。

 

悲しい事だし、とても勿体無いです。

親はこんなにも子供を愛し、心配し、毎日想っているのにね。

 

叱るなと言っているのではありません

いつでも優しくにこやかにと言っているのでもありません。

 

ダメなものはダメだと毅然とした態度をとるべき時は

そうすべきです。

 

しかし、子供だからと単純に上から見るのではなく

尊重すべき1人の人間である事を忘れずに、

今、その時の子供の成長や心をしっかりと見つめた上で

接していくべきなのです。

 

言い訳、屁理屈、嘘、泣き言

それも大事な成長の過程で起こること。

 

それらにしっかりと向き合うことで、

親も子も成長していけるのではないでしょうか

 

 

 

 

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