早期発見 | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

私は 子供達が 発達障害である事がもっと早く分かっていれば…と思うことが多々ある。


いや、せめて 世の中に そういう障害があると言う事だけでも知っていれば…と思う。




チュンが小学3年生の時。


当時 担任のおっとりとした可愛らしい女性の先生が


個人面談の時に、いまだに 平仮名さえもろくに書けないチュン君について


『チュン君は、字の見え方が普通と違うんでしょうね~』


と おっしゃった。


なーんにも知らない私は


いやいや汗 先生、そんなファンタジーな表現で慰めて頂かなくとも…苦笑


などと 思っていた。



チュンが 4年生になって 


ハッキリとLD(学習障害)であると診断が出たと


当時の担任の先生に伝えたところ 


あーキラキラそうですかー!


と やたら嬉しそうなのと ホッとしたのと 合わせた様な表現だった。


まあ 私も チュンが 単なるおバカさんではないと 分かって嬉しかった為、


合格しました!と 言わんばかりの勢いで伝えたので


一緒に喜んでくれたと思い、嬉しかったのだが、


冷静になって思えば


多分 前任の担任から 学習障害の疑いあり と引継ぎがなされ


先生自身もチュンに対応して 実感していたのだろう。


やっと 分かったのか、能天気な親め…ドーン・・・


と思っての 先ほどの表現だったのでは…焦っ




やだよー 先生。 知っていたなら教えて下さいよーア セ 


みずくさいですよぉてれ(苦笑)


私だけ 何も知らずに… おバカは私じゃないですかーキャ





チュンの診断が出たので 今後の対応を話し合う機会が何度かあり、


当時の校長先生や教頭先生も交えてお話しさせて頂いた時のこと。



なぜか 私のテンションと 学校側のテンションに やたらズレがあるあせ①



『あの…もし よければ…ア セ

チュン君に授業中 加配の先生を一人つけるっていうのは…

お母さんとしては いかがでしょうか?』


『いやーわはは それは 助かります!

何より 担任の先生の為にもそうして頂きたいです。

いつも 大変だろうなーって思ってたんですよ。てれ(苦笑)

テスト1つするにも 問題を1つ1つ読んで頂いたりしてるって聞いてたものですから。苦笑


先生方、一同


ほーっためいきためいき


と安堵のため息。



 (注)加配の先生の件は 予算などの関係で 教育委員会からOKがでなっかった。

     教育委員会は誰の為の機関?)



『あの…もしよければ…ア セ

チュン君が苦手な国語などの授業の時 違う教室で…ア セ

例えば 文字のお勉強等をするっていうのは…いかがでしょう?』


『まーっハートそれは それは ありがたい事です。きゃ


『しかしア セ チュン君 本人はどうでしょうか??』


『言ってみないとわかりませんけど…

でも 奴の性格上 多分平気だと思います。苦笑


先生方 一同


そうですか。ほーっためいきためいきためいき


と またまた 安堵のため息。



『それでは お友達に 何と伝えましょうか?

チュン君だけ違う事をすると みんな どうしたのかなって思うと思うんです。』


『?なぜ?先生が伝えたいように伝えて下さい。aya

私はクラスにどんな子達がいて どこまでの事を理解できるのか 

まったく分かりませんので汗2

もし 万が一 それが原因でイジメが起きたとしても それも チュンには 勉強だと思っています。

読み書きが出来ない事でイジメる人間も居るんだって 知る事ができます。

その辺の 覚悟はしています。

今なら 私が一緒に現実と戦う事も、教える事もできますから。』


そっア セそうですか。

では こちらでしっかりお話しさせてもらいます。

ほーっためいきためいきためいきためいき

と またまたまた 安堵のため息。



そこで 私 疑問をぶつけてみました。


『先生方としては こういう話は やりにくいものなんですか?』と。



すると 校長先生も 教頭先生も


『とても やりにくい。』とおっしゃいます。


『例えば 明らかに発達障害だと分かるお子さんが居ても


保護者には なかなか 言えない。


言えば 殆どの場合 大問題になる。


なので 担任は まず、言いたがらない。


以前居た学校では


発達障害の疑いがあると言ったが為に 


子供を障害者扱いしたという理由で


保護者全員がボイコットを起こし、


学級運営が成り立たなくなった例も いくつもある。


発達障害と 分かっている場合でも 特別学級などへの 通級については


とてもデリケートな問題で お子さんの為にはその方が良いと判断しても


保護者の方 それぞれお考えがありますので…。


時には…訴えるとおっしゃる方もいらっしゃらるので 


こちらとしても 慎重にならざる得ないんです。


本当に大事な事は 子供にとって今 何が大切かって事なんですが…』



なるほど…


それで…この違和感や 以前のファンタジーで遠まわしな表現が生まれたのか…



これは 難しい問題ではあるでしょうね…。


ケースバイケースだろうし。


もしかしたら 先生の言い方が まずかった場合とかもあるかもだし。


それに

知的障害を伴わない発達障害の場合など 

どこからどう見ても 話してみても 自分達と何ら変らなかったりもするので…

いや 逆に やたらⅠQが高いお子さんもいらっしゃる訳だし…

だから まず 何がどう障害なのか理解する事自体が大変だったりする方もいらっしゃるかもだし…


しかし 子供の為には 早期発見、早期対応は大切な事だと思う。


いや 親の為にも 大切な事だ。


それなのに 色んなものが邪魔している。


しかし…その根底に流れるのは

差別だとか

障害=暗いイメージとかではないだろうか…。


そこを 根こそぎ変えるのは とても難しい事だと思います。


しかし 第一歩を踏む事は可能だと思います。


たとえ  50年後の事であれ 100年後の事であれ 何かを変える為には


必ず 最初の一歩があるのだから。



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