『診断の日』 『告知の日』 につづき こちら『模索の始まり』 です。
診断、告知 と意気揚々としていた 私は その後、現実と言うか 現状というか 愕然とする事になる。
まず たっくんの為に考えたのが 中学校の特別学級に行く事。
担任の先生に 診断が出たことを お話しして 特学の利用をお願いしてみた。
しかし、教育委員会は 途中からの特学利用は認めない、あくまでも来年度からだ!
しかも、審査?に通らないと 利用出来ない!の一点張り。
どうも 教育委員会とやらは 子供の事より 規則の方が大事らしい
でも、たっくんは もう 何ヶ月も学校に行けてないのだ。
しかも 多人数の中での勉強にもついていけない事も 病院からハッキリ言われており、通常クラスでは 難しい事が分かりきっている状況だった。
直接 教育委員会にお願いしに行ったが のらりくらり と返事するだけでらちがあかなかった。
たっくんは フラッシュバックが酷いので 努めて明るく振舞い、
学校の事は考えないようにしているようだったが、
たっくんの口からは
『たっくんは 生まれてこない方が良かった?』
『たっくんが 車に轢かれて死んだらどうする?』
『たっくんが ビルから落ちたらどうする?』
などの 言葉ばかりが出てくるようになった。
結構 明るく聞いてくるのだが、学校に行けない自分を責めているのは
一目瞭然だし、一日中 そんな質問ばかりされるのも 耐えられなかった。
最終的に 担任の先生の頑張りもあり、特学の利用も学校側に認めてもらったのですが、たっくんは 学校と聞いただけでも 制服を見ただけでもフラッシュバックが起こり行く事ができませんでした。
※学校に行けなくなった詳しい 原因は いまだに謎が多いので省いてます
朝、制服を握りしめて ポタポタと大粒の涙を落としながら
うつむいているたっくんを見て
『そんなに 行きたくないなら行くな!
あんたが人と違う脳みそなら 人と同じ学校に行かんでもいい!
ママがあんたが行ける学校を探してやる!!
その代わり 人と違う事をするのは とっても大変だしキツイ事だよ!!
それでも いいなら ママも一緒に頑張るから!』
と、 またまた啖呵を切ったのでありました…
そして 学校探しに奔走する事に…
続きは又…