たっくんは自閉グループ。
自閉っ子の特徴に 『人と視線が合わない』 というのがある。
例に漏れず たっくんも この特徴を持っていた。
過去形なのは たっくんの努力で 今は殆ど分からないくらいになったから…。
小さい頃、話しかけると 目よりも口元を見てる事が多かった。
一生懸命 言葉を覚えようとしてるんだろーなぁって思ってました。単純に
だけど、今考えれば ただ単に 口が色んな形にグニャグニャ動くから見ていたんだと思う
普段はそれで良いのだが,、困るのは 何か真剣な話しをする時。
それなりに大きくなってくると 注意したりする事も増えてきますが、
そんな時の たっくんは そっぽを向いている。
身体はこっちを向いているのだが、顔は真横を向いている。
そう、要するに 耳 をこちらに向けているのだ
『たっくん、ここはね、触ると とっても危ないからね…。』
『たっくん、聞いてる?……たっくん?ここよ、ここ。ここに触ると危ないんだよ。たっくん?』
『人の話しを聞くときは、こっちをみなさぁぁぁぁぁい』
はぁぁぁ最低です
自閉症の事、知らなかったとはいえ…たっくん 本当にスミマセン
きっと 真剣だったからこそ 耳をこちらに向けてくれていたんだよね…
知っていたら もっと違う教え方が出来てたのに…ってちょっと悔しく思う。
最近のたっくんを知ってる人は 視線が合わないたっくんの方が信じられないと言うぐらい、真剣に人の目を見て話しを聞きます。
でも、その背景には こんな事が長年繰り返されてきたから…
たっくんが長年かけて努力してきたから…
今でも 自分が話す時と、初めての人と話す時は、人の目を見れないたっくんです