ご年配のお客様をサポートしていました。
寒くなってきたので、お客様がエアコンを入れようとしましたが、リモコンが作動しません。
一緒にみてくれる?
と。
私は元々家電量販店で勤務していましたので、ついでにこの家電も・・・というのは結構あります。
まあ、リモコンのトラブルは90%電池切れなんですけどね。
後はお茶こぼした等接点不良や基盤のリモコン故障なので買い換えになります。
・・・が、電池ボックスを開けてびっくり。
電池が粉を吹いていました。
ああ、電池液漏れ漏電ですね。
聞くと、買ってから一度もご自分では交換していないとのこと。
もちろん電池ボックスを開けてもいなかったそうです。
エアコンが今は無いブランドNational(現Panasonic)なので、パナと違うメーカーの電池って事はご家族が替えて見えたのでしょうね。
多分安い家電に標準でついていた電池を自分では使わず流用したっぽいですね。
最近の電池は作りが良くなったので、こういうことは少ないですが、
一昔前は結構こういった液漏れが多かったです。
ですが、最近はまた増えてきました。
言わずもがな、格安家電についている電池や100均などの日本以外製の電池をお使いの場合が結構多いからなのです。
最近は日本メーカーでもコストの関係で日本では電池を作らなくなってきました。
当然日本製(made in Japan)の文字も、JISマークもありません。
そして、みなさまやはりこういった安い電池を買われるので、
電池の業界は一昔前に戻ってしまいましたね(^^ゞ。
買うなと言うことでは無く、個人的には壊れると困る品物に入れる電池には日本製の電池をお奨めします。
今回は電池を交換、電池ボックスが粉だらけ&接点が下のように黒く酸化していたので、接点復活材でクリーニング。
(クリーニング前は電池交換してもリモコンは動作しませんでした。接点不良に陥っていました)
無事リモコンは復活しました。
これから年末の大掃除もされると思います。
年に一回、蛍光灯など交換される方も多いと思いますが(これもLED照明が増えて来てこれから減るのでしょうね)、
一緒にリモコンや常に入れてある家電品などの電池ボックスを開けてみて、電池が液漏れしていないか、確認をしてください。
液漏れでその機器を壊す可能性もあるので、それだけでも違うと思います。
この方みたいにエアコン・テレビなどのリモコン、通常はACにつなげていて非常用に電池を入れてあるラジオ・ラジカセ、名前を打ち込むテープライター、時計、風呂場の電子体重計、パソコンのコードレスマウスなどなど・・・
交換頻度が少ないものほど確認をした方が良いと思います。
あと、使用期限の切れた電池は、まだ残っていても交換をお願いします。
それが液漏れの原因にもなりまねませんので。