と、お問い合わせ。
今回のウイルスバスタークラウド、私個人的には最悪のバージョンアップと思っています。
結構わざとお客様にもアップデートを遅らせるようにしてきたのですが、
先日は画面の1/4を使って下のようなバージョンアップを促すような画面が強制的に現れました。

今回のウイルスバスタークラウド、余計なお世話焼きすぎ!
と文句を言いたいです。
ということで私はお客様に
「今後表示しない」をクリックしてください
とご案内しています。

これは、ウイルスバスタークラウドのシステムチューナーが
スタートアッププログラムで時間がかかっているのを起動・常駐しないようにします
ということです。
つまり、起動時間を速くするために、常駐ソフトを常駐させなくするのです。
便利な反面、その人にとって必要な常駐ソフトも非常駐にしてしまいます。
私の知っている中で一番参ったのは、skypeを非常駐にすることです。
仕事などでskypeを使用されている方は、いつでも連絡が取れるよう、skypeをWindows起動時に常駐させています。
(skypeのデフォルト設定ですね)
システムチューナーは、これを非常駐にします。
おかげで、この「今すぐ実行」を押してしまった方から、
skypeが、自分でアイコンをクリックしないと起動しなくなった
とヘルプがありましたよ。
勝手に・・・と言ってもすべて勝手にするわけではありません。
今すぐ実行を押すと、どのプログラムを非常駐にするか聞いてきます。
そこで、常駐・非常駐を選択することができます。

ですが・・・どれを常駐にして、どれを非常駐にしたらいいのか・・・わかります?
わかる人なら、別にウイルスバスタークラウドでやらなくても各ソフト毎に設定していたり、
msconfigコマンドでスタートアップ設定していますよ。
※たとえば上の画面、 iTunesHelper はなんとなくわかりますが、
もうひとつの Adobe ARM って何するものかわかります?
これは常駐をオフにしても良いのでしょうか?だめなのでしょうか?
わからないから、そのままウイルスバスタークラウドを信用してチェックマーク付いたまま
「適用」を押してしまいますよね~。
また、解釈によっては、
「選択したプログラムを後から起動して、コンピュータの起動時間を改善します」
って書いてあるので、
ああ、ウイルスバスタークラウドがPC起動時には遅くなるから、このプログラムを後から自動で起動してくれるんだ。
と解釈する方も見えます。
ですが、ウイルスバスタークラウドは、後から非常駐プログラムを起動しません。
手動で起動しないといけなくなり、なんじゃこりゃあ~・・・となるわけです。
本当勘弁して欲しいものです。
ちなみに以前ブログ記事で書きましたとおり、スキャン時にもシステムチューナーは動作します。

「チューニングする」をクリックすると同様のことが起こりますね。
ウイルスバスタークラウド(Ver.8.0)はスキャン時同時にシステムチューナーも実行されます
なお、間違えてスタートアップから除外してしまったプログラムは、後で戻すことができます。
・トレンドマイクロのサポートページより
「起動時間の短縮」から除外されたアプリの復元手順
今回のウイルスバスタークラウドは、いろいろな場面で「勝手に」作業をします。
スキャン時のシステムチューナー、右下にポップアップが出てきたときは、
仕事で使っている場合、実行せず無視した方が賢明だと個人的には思います。