Excel・Word・PowerpointなどのマイクロソフトOfficeで、書類にパスワードをかける方法です。
マイクロソフトOfficeでは、書類を開くためのパスワードと、編集するためのパスワードの二つをかけることが出来ます。
その書類を他人に見られたくないようにするには「書類を開くためのパスワード」を、
見積書や企画書など、その書類を改ざん(上書き保存)されないようにするためには「編集するためのパスワード」をかけるとよいでしょう。
方法は、「ファイル」→「名前をつけて保存」
(※Office2010で案内していますが、2007,2013,Premium,365でも同じです)
書類のタイトルを記入し、「ツール」→「全般オプション」
ここで「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」を設定します。
「読み取りパスワード」とは、この書類を開くためのパスワード
「書き込みパスワード」とは、この書類を勝手に編集・改ざんされないようにするためのパスワードです。
なので、必ず二つかけないといけないではなく、必要に応じておのおのにパスワードを設定してください。
●Wordの画面例
●Excelの画面例
ちなみにExcel画面にある「バックアップファイルを作成する」にチェックを入れるとバックアップが自動作成されます。
ただし、当然こちらのバックアップにもパスワードがかかります。
※パスワードを忘れると、ファイルの復旧の方法がありません!パスワードは絶対に忘れないようご注意ください。
これで、書類にパスワードがかかりました。
「読み取りパスワード」をかけるとファイル起動時にパスワードを聞いてきます。
「書き込みパスワード」をかけるとファイル起動後に「上書き保存するためにはパスワードが必要です」と、パスワードを聞いてきます。
※パスワードを知らない場合は「読み取り専用」を押せば内容は問題なく見ることが出来ます。
社内重要書類の保護や、取引先等に改ざんされたくない書類をメールで送る際には抜群の威力を発揮しますが、
くれぐれもパスワードを忘れることのないよう、ご注意ください。