アップルから新型MacBookが発表されました。

驚くべきはその薄さ!めっちゃくちゃ薄いですね~!
このパソコン、コネクターが二つしかありません。
一つはヘッドフォン、そしてもう一つがUSB-TypeCです。
上の画面の左端の赤い丸部分の穴です。
USB-TypeC?いままでのUSBと違うの?
ということで、おそらくこの先スタンダードになって行くであろうUSB-TypeCを勉強してみたいと思います。
USB:ユニーバーサルシリアルバスの略で、パソコンと周辺機器をつなげるための統一規格として、1998年に登場しました。
Windows98の時ですね。当時は挿すだけで自動認識するのが一番の特徴で「プラグアンドプレイ」と呼ばれていました。
その後、速度の向上を主にUSB2.0、USB3.0とバージョンアップしていきました。
と同時に、miniUSB、microUSBというコネクターも現れ、USBはパソコンやスマホ・OA機器だけではなく、
最近では扇風機やヒーター、充電器など、家電品でも普通に使われるコネクターとなり、
まさに「ユニバーサル」となったわけです。
こんなにたくさんのUSB端子があるんですよね~(このほかにもUSB3.0Bコネクタもあります)。
そんな中、去年の9月、突如新しい規格が発表されました。
それが今回のUSB-TypeCです。USBバージョンとしてはUSB3.1となります。
もちろん速度も画期的に向上いたしましたが、一番の違いは
・給電方向が双方向になった
・そのため、コネクターが今までのように両端が違うと言うことが無くなった
・さらにそのコネクターに向きが無くなり、表でも裏でも挿し込めるようになった
ということでしょう。
給電方向が双方向になったため、新型MacBookはUSB-TypeCで充電すればよくなり、その結果ACアダプターを挿すところが不要になったというわけです。
スマホの充電と同じイメージですね。
しかも双方向のため、スマホのように同じコネクターで周辺機器も接続できる。
まさにACアダプターまでも巻き込んでしまった、全く新しいUSBというわけなのです。
コネクターの形状はこんな感じです。

今までとの規格一覧表です。

問題はいままでのUSBの完全上位規格・・・というかはっきり言って違う規格なのに、
名前がおなじUSBのため、店頭等で間違えてケーブル等を購入してしまう可能性があります。
いっそのことUSBじゃない、違う名前にすればよいのですが、USBという名前が浸透しているので親しみやすさから難しいかもしれませんね。
どうしでUSB4じゃなくてUSB3.1だったんだろう。
(IEEE1394、サンダーボルトなど、USB以外の規格がほとんど聞かなくなってしまいましたものね・・・)
どこかメーカーが、新しい名前(愛称)を作るかもしれませんが・・・・
ACアダプター用のコネクターが不要になるので、MacBookだけではなく、おそらくこれから出てくる各社Windowsノートパソコンにも搭載されることが予想されます。
(この春モデル、同時期に発表された東芝Dynabookには搭載されませんでしたので、WindowsはWindows10モデル辺りからかなぁ・・・)
多分規格の根幹は同じですから、いままでのUSB周辺機器は変換アダプターか何かでつながるのではないかと思います。
(現にアップルでは変換アダプターが同時発表されました。)
が、USB-TypeC専用周辺機器が出てきたら、パソコンも・・・買い換えないといけなくなるかもしれませんね。
(デスクトップはPCI-Express用のボードとか出てきそうですが、ノートは厳しいかもしれませんね。)
USB-TypeC、USB-C、USB3.1・・・いまのところ呼ばれ方はこんな感じ。
今後違う愛称が付くかもしれませんが、この新しいUSB規格、
もしかしたらこのUSB-TypeCが、PCやスマホ・周辺機器のコネクターの大きな転換点になるかもしれませんね。