作っていただいた請求書が急に1枚から2枚で印刷されるようになってしまった
・・・と、お問い合わせ&ヘルプをいただきました。
聞くところによると私がそのお客様用に作成した請求書フォーム、今まではちゃんとA4一枚で印刷されていたのに、
全部二枚に印刷されるようになってしまったということでした。
お伺いすると、確かに↓のように、請求書がページ一枚に収まらない。
一番右のセルが1ページ目に印刷されず、2ページ目にはみ出してしまいます。
私はこの請求書、大きさが変わるのがいやで、
印刷はフィットページ(次のページにあわせて印刷)を使わず、
拡大縮小率100%でページ一枚にぴったり収まるようにフォームを設計しました。
左右の余白はデフォルトの1.8です。
ふと見ると、お客様のプリンターがキヤノンのMP490から、エプソンのPX-405Aに変わっていました。
キヤノンのMP490の廃インクタンクが満タンになったから修理に出していて、その間の補助で他の場所にあるプリンターを持ってきて取り付けたとのこと。
まさかね~~・・・・と、何の気なしにプリンター設定をキヤノンMP490にしたら・・・
1ページにぴったり収まりました。
どうやら、この請求書フォームでは、左右の余白が1.8だと、キヤノンでは一枚に収まり、エプソンでは二枚になってしまう模様なのです。
では、エプソンでは左右余白に1.8以上余裕がないとだめなのか・・・
実はそうではありません。
この左右余白をともに、さらに少ない1.5にすると・・・なんと両方とも1ページに収まるではないですか!!
つまりプリンターの印字範囲がエプソンの方が劣っているのではないのです。
後考えられるのは・・・エプソンのプリンタドライバーが(もしくはPX-405Aのプリンタードライバーが)A4用紙を小さめに設定している。
・・・それなら納得できます。
A4用紙のサイズは、写真にもあるとおり、縦297mm、横210mmです。
もしエプソンのプリンタドライバーがA4用紙の幅を少し小さめに設定していたなら、
ぎりぎりにフォーム設計している分左右の余白1.8が逆にアダになり(ようはそれだけ余白を空けないといけないから)、
1セルオーバー→2ページ目に印刷してしまう。
そういうことなのでしょうね。
同じ大きさで余白1.5なら0.6余裕ができるので、1枚に収まる。ということでないかと想像しました。
もしくは左右の余白をそのプリンターの印刷可能範囲から引いているか。
(つまり左右余白0でもプリンターの性能にあわせて左右に余白ができる)
あくまで想像ですが。
余白大きく取る方が2枚になり、小さく取る方が1枚になるのですから、変な話です。
ちなみに、同じデーターを事務所のブラザーMFC-J615Nで印刷すると、こちらもきっちり1枚に収まりました。
あくまで想像ですが、プリンターをキヤノン・ブラザー等からエプソンに買い換えた場合、
ぎりぎりで作ってあるEXCELやWORDのフォームによっては2ページなってしまうと言うことを想定しておいた方が良いかもしれません。
フォーム作成はある程度余裕をもって作らないといけないのかもしれませんね。
お客様がすでにそのフォームでお作りになった350枚の請求書の書式設定を、ルーチンワークで余白1.8から1.5に変え、無事トラブルは解消いたしました。
・・・・さすがに350枚は疲れました。
エプソン勘弁してくれぇ~~。