ユーザー名とパスワード、今までは入力しなくてもパソコンが記憶していたのに、
最近パソコンが記憶してくれて無くて毎回ログイン時に入力しないといけないのです。
お客様からヘルプがきました。
お客様のパソコンでは、Internet Explorerを使って取引先とオンラインデータ交換を行っています。
そのためのログインユーザーIDとパスワードをパソコンが記憶してくれないってことなのです。
Internet ExplorerでユーザーIDやパスワード、入力フォームなど、一度入力するとそれを記憶しておいて、
次回入力時にわざわざ入力しなくてもよいようにフォローで出てくる機能があります。
この機能をオートコンプリートと呼びます。
オートコンプリートは、自動で記録するフォームの他に、確認で記録するユーザーID・パスワード等があります。
画面の下に↓のようなメッセージが出てきたことがございませんでしょうか。
で、今回のトラブルはこの機能が働かなくなってしまったということでした。
まず単純にオートコンプリートの履歴や設定をリセットしてみます。
※この方法は、逆にオートコンプリートによって出てほしくない記録を消したときにも有効です。
Internet Explorer右上のギアマーク→インターネットオプション→コンテンツ→オートコンプリートの「設定」をクリックします。
すべての内容にチェックを入れ、「オートコンプリートの削除」をクリック→
履歴の内容も全てチェックマークを入れ、「削除」してオートコンプリートをリセット。
再起動後同じ設定画面で必要なオートコンプリートのみチェックを入れてOK。
これにてオートコンプリートのリセットが完了します。
再度新たにフォームやユーザーIDなどの記録が始まります。
・・・ところが今回のお客様ではこの方法では直らない、若干重傷な方のトラブルでした。
この場合
・対処1: Protected Storage サービスが動作していることを確認し、動作していなければ開始させる
コンピュータ(Win8ではPC)を右クリック→管理を左クリック
サービスとアプリケーション→サービス から、Protected Storage を探し、右クリックで「開始」
(すでに「開始」している場合はまず「停止」して、再度「開始」)
再起動
・対処2:RSABase.dll を登録する
対処1で改善されない場合、スタート→ファイル名を指定して実行 で下記のように入力して「OK」。
Regsvr32 /u RSABase.dll
すると、DllUnregisterServer in RSABase.dll succeeded. とメッセージが出るので「OK」。
続いて、同様に下記のように入力して「OK」。
Regsvr32 RSABase.dll
すると、DllRegisterServer in RSABase.dll succeeded. とメッセージが出るので「OK」。
再起動
これにて復旧するかどうか試してみてください。
これでも復旧しない場合、新しいユーザーアカウントを作るとかでパソコン環境を引っ越しする必要が出てくる可能性がありますので、
できれば上記対処で直ってくれることを祈りましょう。
私のお客様の場合は、今回対処1でトラブル解決。
無事オートコンプリートを復活することができました。
よかったよかった(;^_^A
※参考にしたサポートページ
マイクロソフトサポート
・オートコンプリートでユーザー名とパスワードが保存されない