WindowsLiveメールで、受信メールはちゃんと読めるのに、その文章を印刷すると文字化けしてしまう事例が発生しています。
※この受信メールを印刷すると・・・(個人が特定できるものはグレーでつぶしています)
※こうなってしまいます
これは、HTML形式で送られているメールの文字エンコードがUnicode(UTF-8)という形式で送られている場合に発生しています。
UnicodeというのはHTMLの文字エンコードの形式の一つで、日本語をPCの画面に表記するため規定の記号を(プログラムで)入れたらこの日本語の文字を表せ!という規格の一つです。
まあ、翻訳機みたいなもの・・・と考えるとわかりやすいかもしれません。
最近はiPhoneやiOS、Androidなど、世界標準でOSが作られ、そこに日本語をかぶせる(エンコードする)というものが増えてきています。
ところがWindowsや日本語プリンタ等は、日本基準のエンコードである、シフトJISを採用しています。
今まではそれで良かったのですが、スマートフォン等の急激な普及により、Unicodeエンコードが一気に増えてまいりました。
ですが、市販のプリンターには、まだこのUnicodeに対応しておらず、シフトJISエンコードしか日本語表示できないものが多く、
文章内にシフトJISコード表にない文字が現れた場合、どうエンコードして良いかわからず、このように文字化けしてしまうのです。
逆に言えば、シフトJISにある文字ばかりで書かれた文章は、たとえUnicodeで書かれていても文字化けしない模様です。
受信したメールがシフトJISか、Unicodeかは、メールの上のタイトル部分に表記されています(下の絵の赤丸の部分)
このようにして受け取ったメールを印刷すると文字化けの確率が高いと言うことになります。
残念ながら、今現在はこの文章を文字化けしないように直接印刷することはできません。
どうしても印刷の必要があるときは、お手間でも、一度文章内容をコピーし、WORD等に貼り付けてから印刷をお願いします。
WORD等は自分で文字フォントを持っているため、Unicodeでも文字化けいたしません。
相手が日本のパソコンで特にWindowsの場合、HTMLメールはできるだけ日本語JISエンコードでお送りいただくか、テキスト形式でお送りいただくと良いと思います。
逆に相手が海外の方の場合、Unicode(UTF-8)の方が文字化けする確率が低く、喜ばれるかと思います。
それから、iPhone等スマホからのメールもUnicodeが使われていることが多いです。
過去のブログでも書きましたが、このエンコードの場合メールソフトによっては表示自体も文字化けすることがございます。
メールソフトOutlook Expressで文字化けするメールが最近増えて来ました
メールが文字化けした場合、まずはエンコードがどうなっているか、注意してみると良いともおいます。