オカメインコさん、ウロコインコさん向けのプラケースのオーダーをいただきました。
ご指定のケースは、
お馴染みのサンコーさんのパテーションケースのLサイズ(No149)です。
ご依頼内容は
・仕切り板を使う。
サーモのセンサーは仕切り板内に入れ、蓋を取らずにセンサーのサーモの出し入れができるように
・止まり木の取り付けは複数個所 というご依頼でした。
さて、
ケースLNo149はこちらです。

底部の横幅が約30cmです。
この画像では、左端に仕切り板が付けてあります。(好きな場所に移動できる)
順番が色々前後しますが、
こちら側の食器ハンガーの取り付け穴があります。

これは
・仕切り板使用時は仕切り板に食器を設置
・仕切り板未使用時は本体に食器を設置できます。
止まり木の穴は、後面にあたる面に二か所開けました。
床近くの低い位置と30mm程度の二か所です。
食器ハンガーは浅型バード食Mサイズを2個取りつけられます。

サーモスタットのセンサー用の穴は、蓋の右後方のこの部分としました。

マルカン300のチタンカバーセンサーのキスゴムを外した状態でスムーズに出し入れできるサイズです。
(テスト時はアサヒさんのサーモ使用です)
センサーを仕切り板内に落とし込んだところ

加工はここまでです。
さて使い方
①食器ハンガーが取り付いたイメージ
・仕切り板に付けた場合

・本体に付けた場合

※画像はテスト中なので食器は1個ですが、取り付け可能は2個となります。
ご使用される鳥さんの身体の大きさから浅型Mとしましたが、2個並べた場合は食器どうしの隙間に鳥さんの脚が挟まる可能性があります。
そのため、今回のハンガーは食器の間の隙間をやや大きくとる寸法にしてあります。
食器外側✕ケースの間に脚が挟まりそうでしたら、食器を別容器としていただくか、コバヤシさんの半月などに交換してください。
②サーモセンサーについて
・高い位置だと、ケース底部の温度が低くなります

・低い位置だと、ケースの底部の温度を拾いますので、全体の温度は高くなります

・仕切り板を使わない場合は、センサーを蓋に固定するとよいです

加工した穴からコードを通し、蓋に結束バンドで止めた例
・仕切り板使用時、コード付き温度計を居室側に入れたい場合は

仕切り板の上部に蓋の逃げのコの字切り欠きがありますので、コードはここから通せると思います。
さて、今回のケースは居室とサーモセンサーの間に仕切り板によって隔離し、
隔離側にセンサーを入れる作戦です。
居室に直接センサーが入りませんが、温度はどうなるのでしょうか?
さて、じっけん(・▽・)なんでち
設定
・ケースLサイズ加工品
・ヒーターはアサヒ30W(電球新品)を後面中央に設置(サーモなし)
・温度計は580を居室左側
・593をセンサー室に落とし込み
・おもちのブランケット使用
・室温23℃程度

セットして電顕ON
15分程で温度が上がり始め、30分?かかったかかからなかったかで
32℃位まで上がりました
途中何回か温度のチェックを行いましたが、差が0.1℃程度でしたので問題なし。
気になっていたのは仕切り版越しのセンサーが正しく温度を拾えるか、ということなので、
上昇して暖まり温度が安定した状態でヒーターの電源をオフして、温度の低下のスビートを見ました
(ざっくりと)。
その結果がこちら(爆)

奥のが593(センサー室)で、狭いせいかこちら側の熱がやや抜けにくい感じはありましたが(ヒーターを止めた後の温度低下に差が出る)、断熱をよくしてマルカンのサーモであれば反応が早いので、問題なく制御できると思います。
温度の山なりがほぼそろっていますので、これでよさそうです。
オーナーさんが実使用される前、またはこれを見て真似しようと思われた方は、
必ずケースからの状態で実際の保温のセットをして、居室内に温度計を入れ動作の確認をしていただくようにお願いしたします。
なかなかよさそうでち(*・▽・)

(*==)(・◇・)b




















