No.282 閉じていく世界を“好き”で広げる | ポコダン モンスター採点図鑑

ポコダン モンスター採点図鑑

ポコロンダンジョンズに登場するモンスターは数多く存在します。その中でも限界突破が可能な星7のキャラを中心として評価、解説していきます。記事内各項目の見方などについては『テーマ』→『はじめに』よりご確認ください。

 アンケートまとめる時間が今日取れなかったこともあるのですが、最近色々思うことがあったので、それも踏まえて今回はちょっと毛色の違うお話を。


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 人は誰しも“自分の本棚”を持っている、と考えています。自分の世界と言い換えても良いでしょう。そしてその世界を作り、解像度を上げるのは知識、知覚であると。


 全く認識もしていない国へは、そこに行こうという欲求が生まれません。しりとりで答えられるのは知っている言葉だけです。


 マサラクルチャ食べたいなあ、なんて考えたこと無い人、多いでしょ。でも今こうやって聞いたことで、なんだそれ?インド料理かなにか?と思う。あなたの本棚にマサラクルチャが追加されたからです。まだ名前だけのペラペラの紙かもしれませんが。


 知ることで“自分の世界”の中にその国や料理、文化なんかが書き込まれる。本棚に本が増える。それが更なる知識欲や興味につながって次のアクションに結びついていく。


 これは割となんだってそう。ポコダンをまったく知らない人に、ポコダンを始めるという選択はありません。だから周知活動、広告やコラボなんかで存在を知ってもらうことは大切なんですね。(同じくらい、第一印象も大事だと思うんでリセマラ関係やコラボのバランスはよく考えてほしい)


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 出来ることなら。“自分の本棚”には自分の好きなもの大切なものをたくさん並べていきたい。気に入った作品、好きなアーティスト、美味しかった料理、気の合う人たち。


 それらばかりで埋めることは現実的に難しくとも、そういう気持ちでありたいと考えています。


 ただ。この大切なはずの本たちは、残念ながら一つ、また一つと更新がなくなっていきます。閉じてしまいます。作品の完結、解散、店やアプリもサービスが終了しますし、別れというものは色んな形で突然やってきたりします。こればかりは時間の流れの中で致し方ない…のかもしれません。


 でも閉じていくばかりでは本棚が寂しく、自分の世界がつまらなくなっていく。だから、いくつになっても新しい“好き”を探していきたい。


 きっかけがあったものは見てみる、なんか良さそうだなと思ったらやってみる。そうやってアンテナの感度高めで生きていく方が楽しいのかなと。


 ポコダンを知らない人にはドンドン勧めてしまえばいいし、逆に勧められたら色々やってみればいい。お金や時間は有限かもしれませんが、本棚にはそれより少しだけ多く置くことが出来るように思います。時々整理するのもあり。


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 一つのことを極める、それも素晴らしい探求です。ただ、探求の過程でもたくさんの視点、思案材料を必要とすることは多いはず。


 色んなものに触れて、色んなことを思って、相互にフィードバックしあって、好きなものがアップグレードされていく。そんな循環の一部になれたらいいなと、最近そんなことを考えたりしてます。


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 10年もポコダンやってると、流石に人生の一部と言わざるを得ません。ましてこういう更新に時間を使いまくっているわけですし。


 ここ最近、いやここ数年。私の好きな人、ものは次々と姿を消していきました。本当に寂しい。でも、今私が知らないだけのものがまだまだあるはず。そういうものを私も探していきたいし、もし同じように喪失感におそわれることがあったら、皆さんも試してみて欲しい。無理のない範囲で、気持ちの向いたときに。


 幸い。私の本棚の一冊であるポコダンはまだまだ元気です。たぶん。きっと。頼むよ。


 他で得た知見をもって、永く楽しい時間が続くように、何らかの力になれたら。あるいは誰かの“楽しい”の1ページになれたら。そういう気持ちで、6年目の図鑑もやっていこうかなと思います。


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 色々と立て続けだったこと、自分自身のこともあり、ちょっと整理したくてこういうのも書いてみました。別に思想の押し付けをしたいわけでもないです、こういう見方もあるよ、くらいかな。長い割に意味がありそうでなさそうで申し訳ない。ではまた。