No.118 ポコダンの上方修正って、他のアプリとはちょっと違う? | ポコダン モンスター採点図鑑

ポコダン モンスター採点図鑑

ポコロンダンジョンズに登場するモンスターは数多く存在します。その中でも限界突破が可能な星7のキャラを中心として評価、解説していきます。記事内各項目の見方などについては『テーマ』→『はじめに』よりご確認ください。

 なんだかんだで結局来ました上方修正。まあ今回はリニューアル中なのでどっちにせよ全部書き直し。なのでさほど気にしてませんが、採点修正の時期に来られると内心覚悟を固めてたりします。100%手首痛めるからね、無策でやると…。


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 常設はじめオリジナルキャラは滅多に上方修正してくれない割に、コラボキャラは復刻の度に修正の機会がもらえるポコダン。


 しかし、そういう機会の不均等感とは別に、そもそもポコダンこ上方修正って他のアプリのそれとは、ちょっと違う気がするんですよね。


 ポコダンで上方修正を受けたことでトップに躍り出たキャラって、なんか思いつきますか。


 強くなったキャラは多いんですよ。使用感がグッと改善されたとかも。でも、その界隈で抜きん出たトップに立つ、あるいは何らかの環境を変えた、そういうキャラってどれだけいたっけな、と。


 例えば今回の転スラ復刻に際した上方修正。内容自体は良いものがあるなと思います。何故か重めだったミリムASが軽くなったりとか。これで80コスト切れるようになりますし。


 でも、それで雷の倍率AS界隈で目立った存在になるかというとそうではない。周囲と肩を並べることが出来るようになる、という感じです。


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 改めて考えてみると、ポコダンの上方修正ってこの肩を並べさせる要素、つまり類似キャラ間でのバランス調整要素が強いんですよね。コスト調整にせよ内容調整にせよ。時代の変化でズレてきた足並みを揃えようとするとでもいうか。


 個性の特化とか、用途の拡大とかそういう良いとこを伸ばす方面の修正より、類似キャラと比べた際に劣る部分を補うものが多く、でもあくまで補うまでであり抜き去りはしない。


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 この傾向のおかげで、9年という年数に比して異常なまでにインフレが起きていないという恩恵もあります。6年前のキャラが修正も受けることなくそのまま周回キャラとして通用するアプリなんて、そうあるもんじゃありません。


 また、この要素により、一度離れた人が復帰しやすいという側面もあります。昔使ってたキャラでも通用しやすいですからね。


 とはいえ、それはインフレが激しいゲームと比べた場合、以前やってた頃との違いや変化が小さいということでもあり、復帰したものの再び飽きてしまいやすいという諸刃の剣でもあります。なかなか良いことばかりではありません。


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 最後は話が逸れましたが、ポコダンの上方修正って環境全体への刺激や埋もれたキャラを引っ張り出しついでに最前線にまで押し上げる、あるいは一時期の環境において目立たせるためのものではなく、遅れている子に対し足並みを揃えさせてあげるために行われる傾向が強い、というお話でした。


 この横並びからの脱却、特に上方向への脱却は難しいものがありますが、一度成し得れば一時代を築くことも出来ます。


 シンドバッドやお兄様による定型ダメージASからの脱却。そこに始まり、長く保たれてきた倍率ダメージAS界隈も煉獄さん、あるいはそれに続くシンジという新風により新たなステージに進んだといえるでしょう。


 インフレが緩やかだからこそ、たまに起きる大きな変化に心が躍る。こういうとき、長くつき合ってきて良かったなと思ったりします。


 まだまだ伸びしろや弄りがいのある要素がたくさん眠っているポコダン。これからの変化も楽しみなものです。