No.119 第1回 HP回復王選手権~AS効率部門~ | ポコダン モンスター採点図鑑

ポコダン モンスター採点図鑑

ポコロンダンジョンズに登場するモンスターは数多く存在します。その中でも限界突破が可能な星7のキャラを中心として評価、解説していきます。記事内各項目の見方などについては『テーマ』→『はじめに』よりご確認ください。

 早いもので、当ポコログも今回で119回目。アメブロでの記事ランキングにもちょこちょこ入れていただいておりまして、ありがたい限りでございます。ポコダンの宣伝に多少でもなってるかな、なってるといいな。


 119といえばそう、日本における救急通報の番号ですね。アメリカなら警察救急どちらも911。私も過去何度かお世話になっていたりする、緊急事態の強い味方です。


 緊急事態。ポコダンでも色々ありますが、例えば『HP少ないときに次の攻撃はフロア全範囲攻撃だ!』…とかでしょうか。


 というわけで、やって参りました。


『第1回 HP回復王選手権』


 (まーたすぐ第1回とかつける…)とお考えの方もおられるかもしれませんね。わかる。


 ポコダンは色々なタイプの回復方法がありますが、有効な回復手段というのは状況に応じて変わってきます。また、回復能力において『強い』というのは、コスト効率のことなのか、回復量の最大値のことなのか、などの議論もあることかと思います。


 今回は第1回。それらの中から、ASによるHP回復のコスト効率に焦点を当てて考えてみましょう。


 今回は『HP回復』に属するキャラのみを対象とし、そのASコストと回復量の比率からランキングを作っていきます。

 まあ、吸収無効特性持ちが多くて、トゲ床に囲まれたとかそういう状況をお考えください。また、『HP回復』にはリジェネ回復も含まれませんが、このターンで倒さないと恨みで倒されてしまうということにしておいてください。


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 『HP回復』に属するキャラ、実はかなり少なくて星7だと全部で25体。これらについて考えていきます。


 比較は7凸時、パーティHPは25000、ソウルは神癒し2で他の補正はなし。そういう条件で比較します。

 また、ポコロン吸収数に依存する場合は吸収数の最大値、全吸収なら1色につき15個の吸収数としています。あとドロップキャラはスキルレベル10としています。


 前提が長くなりましたが、これよりHP回復王選手権、AS効率部門の開幕です。


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 まずはランクインを逃した21~25位までを一気に。名前の後にある数字は回復量/コストであり、1コスト当たり何%の回復効果があるかを指しています。


 第25位 カタストロフィ 0.33


 82コスト27%相当の回復。全異常回復効果が貴重な常設タワーボス。限凸も無いことから回復量は伸びず、あえなく最下位に。本質はHP回復より異常回復にあり。



 第23位タイ アクア、プラネット 0.41


  ともに100コスト40.5%回復。プラネットにはASCSに対するエンハンス効果が、アクアには超極大ダメージなどが付随。プラネットは本体がエンハンス効果と言えなくもないが、それでもひたぎに劣る。アクアは本体が回復といえる性能なのにこの位置とやや辛い。



 第21位タイ 極絶ティアマット、堕姫 0.44


 ともに93コスト40.5%回復のドロップキャラ。ただ、どちらも入手やスキル上げは困難なので、実際にはもう少し効率が悪くなる人が多め。また、双方とも13倍ダメージ効果がついているため、回復面以外も含め総合的に見た際のコスパは良い。


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 最下位ながらも独自性を示していたり、追加効果が優秀、主体となっていたり。回復性能はそこまでではなくとも、ASとしては見るべきもののあるキャラが多めの区間でしたね。アクアはなんとかしてください。極絶ティアマットの色違いあたりに上方修正したらちょうどよさそう。


 続いて、20~11位まで。


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 第20位 火オシリス 0.45


 120コストの54%回復。3ターンの防御3倍化がついてます。防御4000なら増加量は8000、ダメージの減産効果は2000。結構バカに出来ません。被弾回数が多いときに助かります。

 ただ、コストは界隈で最重量級。ドロップキャラはスキル10という前提であればワーストの重さになります。



 第19位 エリザベス 0.54


 80コストの43.2%相当の回復。実数値で言えば10800。マルチであれば当然効率は爆上がりしますが、その機会があったら考えてもいいのでは、というくらいの話。プレイヤー攻撃エンハンスもマルチ向き。あってもなくてもですが。



 第18位 ひたぎ 0.58


 70コスト40.5%回復。プラネット同様ASCSエンハンスがついています。こちらはコラボキャラであり、ASコスト面でプラネットより軽いため、内容は同等でもこのような差に。便利。



 第17位 九井 0.66


 103コスト67.5%回復。他の追加効果を持たない純回復AS。ドロップキャラ、それも降臨クラスのキャラでこの回復効率。なかなか良い値を示しています。



 第16位 メイデンジャンヌ 0.77


 70コスト54%回復。ダメージ1化が追加効果。狭く重い倍率CSといい、何かと重宝されるシャーマンキングコラボキャラ。雷回復界隈で長らくてっぺんを取っていた存在です。



 第14位タイ 森ヴェルダンディ、生徒会長アルカディア 0.81


 100コスト81%回復。追加効果は森ヴェルダンディが全異常回復。会長は2ターンの床ドロップ率操作(3倍)。回復量も高め、追加効果も優秀、コストも重めという組み合わせ。こういうキャラは軽量化の恩恵が高め。スキポの候補としても良いかもしれませんね。


 第13位 夏ガブリエル 0.84


 80コスト67.5%回復。シンプルなヒーラーです。順位的にもコスパ的にも、ここより上かどうかというのは今後のヒーラー評価において一つの基準になり得るのかもしれません。上なら回復効率が良いスキル、下なら追加効果に少し重きを置いて判断する、みたいな。


 第11位タイ ミズチ、光白雪姫 0.9


 ミズチは90コスト81%回復。光白雪姫は30コスト27%回復。追加効果はミズチが2ターンの異常無効状態付与。光白雪姫は毒、やけど、シビレ回復。どちらも異常に強いですが、ミズチはディスペルに弱く、光白雪姫は対象外となる異常が多め。

 効率は同等でも効果量の差、コストそのものの差があるため、光白雪姫は頻繁にASを使える環境でないと持ち味を活かせなくなります。


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 もう出てきちゃいましたね、森ダンディ。言われてみれば確かに全異常回復の方が印象に強いキャラですし、妥当っちゃ妥当なのかも?


 さあ、ここからはトップ10。1人ずつ見て…いきたいところなのですが。なんと1位は同率7人。なんだそりゃ。ともあれ、下から見ていきましょう。では第10位から。

 

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 第10位 火ガーネット 0.96


 70コスト67.5%回復。追加効果は2ターンのダメージ1化。追加効果が優秀でこれ目的の採用もありますが、回復性能だけで見ても相当高いと言うことになります。


 第9位 森ガブリエル 1.08


 50コスト54%回復。追加効果はシビレ回復。過剰回復になりにくい回復量と無いよりあった方が良いタイプの追加効果。CSが固定値回復でさえなければ、もっと使われているかもしれない、そんな子です。固定値回復の都合上、マルチでは強い。


 第8位 雷ヴェルダンディ 1.15


 70コスト81%回復。まさかこんなところに食い込むとは。追加効果はやけど回復。どちらかというと回復そのものに主軸をおいた形になります。ただ、こちらもCSが固定値回復。そのため、これほどの性能を有していながら使われないのです。森ダンディの追加効果も強いし。せめてCSも使えれば、棲み分けが起きたかもしれない。そう思うと固定値回復CSの罪はなかなか深いものがあるように思えますね。


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 ということで第1位タイ。同率7人なのですが。実は私が計算で楽をしたいがために少しだけ歪めた場所がありまして。それを加味すると少しだけ順位が動きます。ということで、7人のうちまずは3人。その後4人をご紹介。


 では、HP回復王選手権~AS効率部門~、第1位の発表です。


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 第1位タイ(固定) 森ガーネット、水ガブリエル、雷白雪姫 1.35


 三者三様、コスト帯もバラバラな方々がトップに立ちました。個別に見ていきましょう。

 森ガーネットは70コスト94.5%回復で追加効果は1ターンのダメージ1化。

 水ガブリエルは100コスト135%回復。追加効果なし。

 雷白雪姫は30コストの40.5%回復。追加効果は毒回復。


 100%を越える回復量は以前なら無駄でしたが、今はダブルゲージ環境があるため、そのまま評価対象としています。しかし、通常環境であれば100コスト100%回復。効率は落ちてしまいますね。ただ、このカテゴリーで唯一、確実にHP満タン状態に持っていける回復量を持つのは水ガブリエルのみ。それを条件とするスキルが多い以上、そこに価値はあるかと思います。


 森ガーネットは無駄が少なく、かつ75%以上のラインまで一気に持っていける回復量が魅力。ダメージ1化による瞬間的な防御も良い感じです。火ガーネットとは回復と追加効果のどちらを重視するかで使い分けていける、ある種理想的な分岐となっています。


 雷白雪姫。最軽量ASであり、その割に回復量が高い。2ターンおきに使えるくらいのコストであり、頻繁な猛攻に対してHP水準を高く保てるのが利点。本人の攻撃性能が低めですが、毒付与も可能。弱点はスキルカウンターやエクストラカウンター持ちと対するとカウントを増やしてしまいやすかったり、カウンター時のダメージと合算すると回復になってない場合があったりする点。


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 これら三名は確実な1.35の持ち主。同率の残り4人は実際にはここが変動します。それが彼女たち。


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 第1位タイ(変動) ガーンディーヴァ、セツナ&エーテル、リヴァイアサン、ゼロ&インフィニティ 1.35


 前提である通常盤面62(主人公足元を除く)のうち2色30マスを吸収した場合、90コスト121.5%回復。追加効果はポコロン吸収とそれによる整地効果、並びに吸収数依存の倍率ダメージ。


 2色の期待値でいうなら、30ではなく31が正解なはず。となると、本来は1.35ではなく1.4。そんなわけできっちり考えたら1位かも?という。


 もちろん、盤面そのものの広さ、ドロップ状況など変動要素が大きいため、毎回確実にこれだけの性能を引き出せるわけではありません。その点で言えば前述の三名の方が堅実というもの。

 しかし、平均的な環境で平均的なドロップである状況を前提としている以上、これは期待値として成立させて良いもののはず。そんなわけで、1位とさせてもらいました。


 LSやCS効果も強力なため、ヒーラーを兼ねられる存在として現在もあちこちで見かけます。特に雷は割合回復不足の環境なのでガーンディーヴァはありがたい存在。


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 ということで『第1回 HP回復王選手権~AS効率部門~』でした。割合回復CS効率部門とか、ASドレイン部門とか、今後も時折開催できたらいいなと思ってます。