道徳教育の根拠を何に求めるか:教職救世塾だより23 | 教師の転職相談室

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教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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第6ターンは 「道徳教育の根拠を問う」 と題して私見を提供しております。
 

本日は【6-3】に該当するご説明となります。

 

前回の記事で、道徳教育の根幹は次の二点に集約されると申し上げました。
 

 ▽道徳教育を通じてどのような国民性を築きたいのか
 

 ▽どのような道徳を教えていくべきなのか

 

しかし現状では表面的な手法論のみに終始し、この根幹に関わる議論がありません。
 

「道徳教育はどうあるべきか」 という原初の視点が抜け落ちているのです。
 

そのため、後付けのイデオロギーに感化された軽佻浮薄な手法論が横行するのです。
 

(※後付けのイデオロギー = 人類の各民族が利己主義的に作成した恣意的な理想論)

 

資本主義の負の要素である合理主義や成果主義が蔓延する国となってもよいのか?
 

同調圧力に満ちた教材と授業で、通り一遍の綺麗事を答えさせればよいのか?
 

「人としての在り方」 を置き去りにして?

 

2021 年 10 月 15 日(金)、たまたまこのテーマに通じるネット記事が配信されました。
 

まだ浅さを感じる記事ではありますが、道徳教科化の負の一面を指摘しているものです。
 

ご参考までにリンクをご紹介しておきます。
 

https://times.abema.tv/articles/-/10003017

 

さまざまな人間界の屁理屈よりも前からあった規範・規則・規準 ・・・
 

それが天界の法則や自然の摂理、中でも生命の働きです。
 

いかなる賢者・聖者の教えをも超えた原理がそこには存在します。

 

生命の細胞は、自己のためではなく他者と協調して利他的な働きをしています。
 

他の細胞を生存せしめ、各機関の機能を維持し、身体全体を整える働きです。

 

中でも主体的・能動的な働き方として、「アポトーシス」 があります。
 

壊死でも自然死でもなく、細胞自らがプログラムを発動して消えていく現象です。
 

これは環境や事象に左右されるものではなく、あらかじめ計画された行動です。

 

その目的は身体全体を新しいステージへと誘い、完成させるための計画と言えます。
 

消えていく蛙の尾が特にわかりやすい事例と言えるでしょう。

 

水中から陸上へと生活の場を変えるにあたり、尾の細胞は自ら身を退いていきます。
 

そうして今まで得ていた栄養を、脚の細胞に引き渡していくのです。

 

これは蝶の幼虫の脚、胎児の水かきなど、さまざまな生物に見られるプログラムです。
 

身体全体をステージアップさせるため、自ら身を退き、栄養を他者に渡すのです。



 

 

生命の働きには本来、このような利他的な精神が組み込まれています。
 

鳥が我が子を守るため、怪我したふりをして外敵に近づく行動も似ていますね。
 

種の保存のために自らを犠牲にして血脈を守ろうとする本能があるのです。

 

これらは遺伝子レベルに組み込まれたもので、屁理屈では書き換えられません。
 

では、この遺伝子をプログラムして書き込んだのは、いったい誰なのでしょうか。
 

「神」 とも考え得るわけですが、これこそが人智を超える力、大自然の摂理です。

 

自然界に身を置くわれら人類は、果たしてこの大自然の摂理を守っているでしょうか。
 

この点にこそ、行く末の定まらない道徳規範の原点があると考えます。
 

自然界における一つの生命体として、生命の働きから生き方・在り方を学ぶべきです。

 

人類が後付けで作り出した屁理屈は、すべてがただのイデオロギーです。
 

(一部の人類はこれを 「倫理」 と勘違いしています)
 

それぞれの民族や立場にとって都合のよい解釈を並べたものにしかすぎません。

 

この事実は共産主義でも社会主義でも、そして資本主義でも変わらない現実です。
 

世界に多数ある宗教についても、残念ながら同じ要素が見えると言えるでしょう。

 

我が国の古い祖先たちは、そうしたイデオロギーを最上位には置きませんでした。
 

天界の法則・自然の摂理を最上位に置き、その規範規則に従って生きてきたのです。
 

私はこの古い日本文化こそが、世界のあらゆる紛争を鎮めるカギになると信じます。

 

今回は自然科学・生命科学の視点を道徳教育につなげて考察しました。
 

皆さまはどのようにお考え下さるでしょうか。
 

最後にもう一度、日本が今抱えている道徳の問題点を再掲示して本日の文章を閉じます。



 

 

<我が国の道徳観における問題点>

▽動物の進化の頂点に立つ人間が、まるで犬猫にも劣るかのような、
 

 「自然の摂理に反する」 行動をとり続けている

 

▽小手先の対症療法 (手法論) を論じ続けるばかりで、道徳の内容が問われることなく、
 

 基底に据えるべき 「道徳の哲理・倫理哲学」 が脱落しているため本質に近づかない。

 

▽人間観・社会観・宗教観・世界観などの価値観が国際社会に乱立してしまっており、
 

 唯一絶対的な道徳教育の理論・実践は、人智に頼っては到底解決され得ない。

 

▽教育行政や教育実践の改善策が道徳教育の骨組みを改良するものとはなっておらず、
 

 砂上の楼閣の壁面に色とりどりの煌びやかなペンキを塗りたくるような浅薄さである。

 

▽道徳教育の絶対的基底を強固にするための議論が長く置き去りにされている。

 

▽過去の偉人の倫理・哲学・宗教などの観念は、参考にはなるが依拠すべきではない。
 

 なぜなら現代は、もはやその 「過去」 ではないからである。

 

▽学習指導要領においては手法ばかりが追加され続け、無意味な混乱を招いている。

 

▽誤った個人主義の呪縛から逃れられず、教育がヒューマニズムの道具と化している。

 

▽人間の存在条件である 「天界の法則」 ・ 「自然の摂理」 に関する知見が見られない。

 

▽最新の自然科学に裏付けられた日本文明に内在する世界観・人間観は、国内に限らず、
 

 全世界に共通の 「人々が生きる上での根源的規範」 を提供できるはずである。

 

▽生命の持つ規則性や法則性、現象等に根差した道徳論がまだ提示されていない。


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