－「教師の仕事はもう嫌だ」と思った時に読むブログ－
こんにちは！
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
－日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家－
教職歴２５年、教師の転職コンサルタント／教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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数年前、関西地方で過酷な 「教師いじめ」 が大きな話題となりました。
あれほど大きな話題となれば、類似の案件は減少するだろうと誰もが思ったはず。
しかしその後も、同様の案件に関するご相談はなくなっていません。
▽管理職から執拗な嫌がらせや脅迫を受けている
▽同僚から人権侵害とも言える暴言でいじめに遭っている
▽物理的に不可能な量の仕事を複数の教師が結託して押し付けてくる
▽保護者に虚偽の情報を流して信頼を失墜させる
▽子どもたちの前で揚げ足を取り、罵倒するように叱責してくる
▽直属の上司がが何一つ仕事を教えてくれず、困る姿を見ては嘲笑する
▽管理職が発言や行動の一つ一つについて恣意的なダメ出しを繰り返す
▽精神疾患にかかるように追い詰められ、仕事を休めば嫌味の攻勢が始まる
数え上げればきりがないわけですが、おおむねこうした事例が多いようです。
加害教師たちに共通しているのは、自分勝手な、ゆがんだ 「自己愛」 です。
卑怯愚劣と言うよりほかない加害教師が、場所を問わず全国に跋扈しています。
こうした卑怯者たちが公正に裁かれ、厳罰を受けるケースは極めて稀と言えます。
多くは 「身内で手打ちをして収めてしまおう」 との形で処理されてしまうからです。
残念なのは、報道される職員室いじめは氷山の一角にしか過ぎないこと。
2014 年に相談室を開室して以来、類似の事案は何度も耳にしてきています。
何の落ち度もない将来有望な教師が、こうして現場から排除されていきます。
中には 「パワハラに遭っている」 と気付いてもいないケースさえあります。
「指導」 の名目で、いかにも自分が悪いかのように洗脳されているからです。
厳然たる被害がありながら、「全部自分が悪いんだ」 と思い込まされています。
もともと年功序列で無思考に組織経営がなされており、時代に遅れた教育界。
一部の学校・教師たちはその危険性に気付いて改善に取り組んでいますが・・・
まだまだその動きが業界の本流となるには難しい課題が山積みと言えます。
本当にまだ長い道のりだと感じます。
「期待を込めて待ち続けるしかない」 のが現状 と言えるでしょう。
正直な気持ちとして、ご相談を受けるたび腸の煮えくり返るような怒りを覚えます。
真剣に働き自己成長をめざす教師たちが、理由もなく弾圧されるのですから。
学校内の出来事はなんでも 「いじめ」 という言葉で表現されてしまいます。
しかし 「いじめ」 は法的には子どもたちの間のことを指し、大人ならば 「事件」 です。
厳重な刑事罰とともに、行政処分も公正に課してほしいと強く思います。
侮辱、暴行、傷害、脅迫、強要、器物損壊、威力業務妨害、偽計業務妨害・・・
刑事事件として扱えばこうした罪状に該当する内容がたくさんあります。
馴れ合いや因襲から身を離し、教育界は社会と向き合わなければなりません。
こうした被害に遭われた先生方に、ぜひご覧いただきたいサイトがあります。
厚生労働省 『あかるい職場応援団』 です。
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/
パワハラ ６ 類型の解説ほか、裁判事例まで掲載されており、とても役に立ちます。
簡易チェックや動画学習、関連する法律の解説までも用意されています。
「これ、パワハラかも？」 と少しでも思うなら、ぜひご覧になってみてください。
重要なのは、ハラスメントの日時と態様、その時の感情を精細に記録すること。
万が一にも訴訟や告訴となる時には、その記録が強大な力を発揮します。
労災認定の可能性もありますので、記録はしっかり残すようにしてください。
『あかるい職場応援団』 を閲覧してもなお考えが整理できないと思うなら・・・
こちらからご一報いただければ、判断のお手伝いもさせていただきます。
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