利き手の問題 | ぱぶろの読書感想文

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読了したミステリ小説の感想文をアップしていきます。
たま~に他の事も書くかも。。

「被害者は後ろから左即頭部を殴られている。よって犯人は左利きだ!」

とか

「しかし今までの様子を観察したところ、容疑者に左利きの人間はいない。」

なんて展開はミステリ好きなら何処かで目にした事があるでしょう。
まぁこれはミステリの世界だからこそ成り立つ展開ではあるんですが、
この『利き手』っていうのは意外と面白い。

今回は冒頭の状況を例にして
『犯人は左手で被害者を殴った』
という状況があったとします。

ここから“左利きの人間”を探すのがミステリなんですが、
果たしてどうやって利き手を判別するのでしょうか。
もっと言えば“利き手とは何ぞや”という事です。

・携帯電話を操作する手
・ペンを持つ手
・箸を持つ手
・ボールを投げる手


色々と判別基準になりそうな案はあります。
これ等が全て利き手に該当するという人は少なくないでしょう。
しかし、例外も多いです。

現に私の友人にも
・字は左手で書くが箸は右手に持ち、ボールも右手で投げる
・基本的には右手を使うが、箸は左手で持つ
なんて人がいます。

そんな私は右利きなんですが、タバコは吸い始めた頃から左手でしか持たないし、
携帯電話もまずは左手で取り出したり、局所的に見れば左利きの要素はあるんですよね。

『利き手』という概念自体、本人の“使い易い”という感覚に依存するあやふやなモノですから、
他人が判断する事は難しく、また他人に証明する事も厳密には不可能です。

もし事件に巻き込まれて「左利きではない事を証明しろ」なんて言われたら困っちゃいます。
右手と左手で同じ文章を書いて「ね、右手で書いた方が上手でしょ?」と言っても
「左手の方はわざと下手に書いたんだろ」なんてイチャモンを付けられたらお手上げです。

そもそも『左手で殴った左利き』ですし、
『左側から殴った左手で殴った』ですからね。
野球のスイングテニスのバックハンドの要領で右手に凶器を持って殴ったかもしれない。

グダグダ書きましたが、ミステリでは利き手で犯人を突き止める事なんて(多分)ありませんし、
『該当者がいない以上、殺害方法は別にある』という様な展開補助がせいぜいなので
噛み付く所では無いし、気にはしませんけどね。


某名探偵アニメではタバコを左手に持っている人物が左利きとして犯人にされていましたが、
あれは探偵アクションというジャンルなのでセーフ