ずっと見そびれていた朝ドラ「エール」
紺碧の空の週を見ることができました。
(早慶戦でおなじみの早稲田の応援歌ができるまでのお話。いいお話でしたね✨)
そのままNHKのあさイチを見ていたら、ゲストが「ファクトフルネス」の翻訳者、(たぶん自分と同年代の)関美和さん。
タブレットで元の本を読みながら、イヤフォンで同じ本の朗読を聞きながら翻訳したという関さんのお話にぐいぐい引き込まれていきました。
翻訳をする際に、関さんが心がけていらっしゃるのは、以下のことだそうです。
英語を読んで浮かべるビジュアルがイメージが読む人の思い浮かべるビジュアルイメージと一致するように。
初めから日本語で書かれていたような読みやすい文章に。
著者の息遣いとか、語りかけている言葉が耳から聞こえてくるように。目と耳とビジュアルと耳と両方から楽しめるように。
(納得のいかないとき頼りになるのが、イヤフォン。
耳で聞くと、ビジュアルが浮かび、ぴったりくる日本語が見つかるとか。)
たしかに…
翻訳書の中には、間違いではないのかもしれないけれど、なんだか頭に入ってこなくて…という本も多く、原著で読むと、イメージが全然違う!ということも時々あります。
(たとえば、ロードオブザリング。
アラゴルンの別称、大股で歩く人の意味のstriderの訳が、野伏の馳夫さん。
英語のイメージとは、かけ離れていますよね。)
著者の息遣いとか、語りかけている言葉が耳から聞こえてくるように。
と関さん。
関さんからのヒント「流行語大賞にもなりました。」
書店で山積みになっていたものの読んだことのなかったファクトフルネス。
著者は、公衆衛生の専門家のドクターとのこと。
(タイムリーですね。)
10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
と表紙に書かれています。
ビル・ゲイツ、オバマ元大統領大絶賛の本とか。関さんの日本語に勉強させていただきたいと思います。
その日の午後、買い物に出かけた先で出会ったのが、これ。
NO RAIN
NO RAINBOW
と書かれていて、そのまわりに子供たちの虹の塗り絵がたくさん貼られています。
雨が降らなければ、虹は出ない
そう訳する人の方が多いかもしれない
(日本語訳としてはそれは正解なのですが)
でも、
雨が降るから
虹が出る
と書かれています。
子供達の虹の塗り絵のあるビジュアルにもぴったりくるのは、明らかに後者。
その日、関さんがおっしゃっていたことが体感できた貴重な出会いとなりました。
非常事態宣言も解除になり、また一からのスタートです。
英語もまた楽しみながら、学んでいきたいと思い…
やっぱり、英語はいいなぁ〜!と、
しみじみ思った一日について書いてみた次第です。
Thank you for reading.