8日のEテレのグレーテルのかまど「大草原のローラのアップルパイ」は「とろっととけそうなリンゴの薄切りに香料のきいた茶色の煮汁がたっぷりはいった、二つ折りのふっくらふくれたアップルパイ」でした。
(大草原の小さな家シリーズ、「農場の少年」福音館書店 恩地三保子訳)
このシリーズに出てくるこんな表現に、「アメリカのお菓子、いいなぁ~。食べてみたいなぁ~。」と思っていた子供の頃の、私の夢は児童文学の翻訳家
アメリカンドリームを目指す厳しい生活、そんな中であたたかな毎日を作り出そうと努力する大草原のローラのとうさんやかあさん。
(NHKで放映されていたドラマ「大草原の小さな家」は大人気でした。)
当時は、そういう世界に入ってみたい!という思いから、英語を志した人も多かったように思います
大学生の頃、偶然、このシリーズの翻訳家の恩地三保子さんにお会いすることがあって…なんてことを、放送を見ながら懐かしく思い出していました。
結局、翻訳家にはなりませんでしたが。
それから長い年月を経て、ひょんなことから里山絵本の英訳のお仕事をいただき、まだ英語をやっていたりして。
思い続けることで魔法が降りてくる?みたいなこともあるのかもしれませんね
前回のブログで原亜樹子さんについて書かせていただきましたが、原さんはそんな夢を叶えた人。
高校時代にアメリカに一年留学され、その一年で出会った数々のアメリカのお菓子を紹介するために、役人としての仕事を辞めてアメリカ菓子文化研究家になられたのは、すごい!の一語に尽きます。
(今回のグレーテルのかまどでも原亜樹子さんが三種類のアメリカおやつを紹介されていたのですが‥レシピがないなんて残念すぎます)
私にとって、アメリカのお菓子を作る時間は、なにかに憧れる幸せな気持ちを思い出す時間
(やっぱり英語、好きだなぁ‥に帰ってくる)
Preheat an oven to 350℉. (「オーブンを180度に余熱する」という言い方。350℉は約180℃。)
Butter and flour the cake pan. (「型にバターを塗り、粉をふる」という言い方。butterとflour が動詞)
といったおきまりのフレーズで始まる英語のお菓子のレシピ。
その世界に入っていくのは、とても幸せな気分で
同じ思いを共有してくださる、憧れのブロガー花ゆきさんがバナナケーキを作ってくださいました。
美しい生け花、心に染み入るような文章の花ゆきさんのバナナケーキは、スライスアーモンドでおめかしをした本格派。
一つの道を極められた方のお菓子作り、素敵すぎます
花ゆきさん、幸せのおすそ分け、ありがとうございました!