ポール・マッカートニーは、曲が書けなくなる状態
「ライターズ・ブロック」にどう対処しているのか?
自身の公式サイトの企画「You Gave Me The Answer」で、
ファンからの質問に答えています
Q:ライターズ・ブロックにはどう対処していますか?
「本当にならないんだ。
その点、僕はかなり運がいい、幸せが続きますように!
座って“さあ、書くぞ”と思ったことはほとんどない。
時間があって、他に特にやりたいことや必要なことが
ないときがほとんどだよ。誰かの命令や要求ではなく、
自分自身の欲求から来るものだから、
ただ座ってアイディアを探ることができる。
それはたいていの場合、とても簡単なことなんだ。
時には、曲調や曲の形を把握するために歌詞を無視して作り、
そのあとに“この歌詞はひどいな、直さなきゃ!”
と考えることもある。もう一度見直してみると、
素晴らしい歌詞ができあがったりするんだ。
だからライターズ・ブロックはないんだ。僕は恵まれている。
僕は時々、ジョンと僕が300曲弱の曲を書いたという話を
することがあるんだけど、書くために座るたびに
曲が生まれたんだよ。信じられないよね!」
Q:逆に、突然思いついたことを書き留めなければならないので、作業を中断しなければならないということはありますか?
「あるよ。紙の切れ端がところどころに無限に詰まっていて、
そのうち絶対に書き留めようと思っているんだ!
最近はほとんどのことを携帯電話に書いているかな。
締め切りがない限り、書くことについてあまり心配する必要は
ない。自分のボスであることは幸運だ!
最近、ある若いシンガーと話をしていたら、
“何を書きたいのか自分で決められますか? 何をやりたいか、何をレコーディングしたいかを自分で決められますか?”
と聞かれたので、“できるよ。君はできないの?”と聞くと、
すると彼らは“いや、最近はそうでもないんだ”と言っていた。
今はレコード会社などの人々が
“これはできない、あれもできない”と言うそうだよ。
だから、その点でも僕はとてもラッキーだ。
自分のやりたいこと、やりたいタイミングを
自分で決められるし、それが曲作りに役立っている」
( 2024/03/04 amass )