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本日午前三時からR18のワールドプレミア。
もちろんそんな時間は夢の中。朝起きてゆっくり見ました。
二つほどYouTubeにアップされたBMW Motorradオリジナルの動画を見て、英語の説明を聞き、いろいろ思いました。一部ドイツ語で話す人が出てきて笑った。
いろいろ説明しています。私の視点で概略まとめてみます。
①クルーザーのセグメントに進出するため、自分たちの歴史的な資産である過去のバイクを思い出し、作り上げた。
WRT注:R5を思い出して、というのは、要するに「ノスタルジックなスタイルにした」ということ?R18のスタイルは、確かに遠い昔に見たことがある・・・、って感じ。
RnineTがR18の開発の前段階として大きな役割を果たしたと言っていますが、それについて詳しい説明なし。???って感じ。R5の再現はRnineT/5でやったような・・・。
RnineTは、水冷Rエンジンが出て、それまでの空冷フラットツインという資産を使って別モデルを作ったもの。
あまり売れないから、ラインアップを増やし、さらに、Pureというカスタムベースモデルを出したりしただけで、RnineTが「道を付けた」と言っているのは意味不明な印象を受けました。
②クルーザーという分野ではカスタムが重要なのでそれをしやすい車両にした。ハンドル、シートなどいろいろあるが、特に力を入れたのはエンジンカバー。様々、人それぞれのスタイルにできるようにした。
WRT注:「盆栽バイク」になるものを作りましたってことかな?願わくは、排気管をいじって車検不適応の爆音BMWR18が増えないことを祈ります。ああいう爆音バイクと一緒にされるのは非常に迷惑。
③スタイルなどピュアなものにしてあり、現代バイクとして作り上げている。
④ベルリンで製造されている。メーターに「ベルリンで製造」と入れた。
WRT注:310にはインド製、Fエンジンには中国製と入れないとバランス取れないね(笑)。
⑤車体の造りが素晴らしい。
WRTの率直な印象
①私の乗るバイクではない。なぜなら、クネクネ道やカーブを楽しめるバイクじゃなさそうだから。
チョッパーに仕立てた車両が動画に出てきて、愕然とした。こういうバイクは危なくて乗れないし、遠くへは行けない(笑)。
②私のような従来のBMWライダーは乗り換えないだろうし、このバイクを増車もしないだろう。おそらくそういうことは狙っていないのだろう。
クルーザー好きな新しいカスタマーにターゲットを絞ったのだろう。が、BMWの抱える顧客層はそういう人たちじゃない。
③ハーレーダビッドソンというジャイアントのいる分野に進出したい気持ちは分かるが、かつてR1200Cシリーズで痛い目に遭ったことを忘れたようだ。K16Bでも同じ。
日本メーカー、トライアンフ、そしてモトグッツィさえクルーザーセグメントには進出しているが、成功していない。
今回も成功は難しそうだ。ドゥカティがクルーザーを出していないのは賢明な判断、ステキな判断に見える。
なぜなら、人は「ホンモノ」を求めるから。「クルーザー買うなら本家・元祖」じゃないとダメな人が多いから。
R18はパクリモノか?オリジナリティがどこまであるかによるが、明らかにハーレーを真似した感が強いと感じる。パクリモノだとすれば、すごくかっこ悪い!
④大きなトルクが、常用回転域で常に出ているエンジンは好ましい。とりあえず発表された動画の出来はそのあたりの訴求力が低い。動画だけで判断せず、一度試乗してみよう
⑤クロームも使われた車体。かつてのR1200Cシリーズのメッキが、本当に「メッキが剥がれた」状態になって惨憺たるものになったと聞いている。Cシリーズの悪い思い出がよみがえるあたりが悲しい(笑)。現在のBMWクオリティなら問題ないが、今後そのあたりのクオリティ、耐久性はウォッチしたい。
⑥期待感はそこそこ大きかったけれど、「あぁ、やっぱり↓」感が強かった。
置物としてカッコいいかな?走り物として価値があるかな?
もう少し詳細を理解し、実物を見て試乗してから判断しないと真価は分かりませんね。
軽々に判断せず、じっくり推移を見てみましょう。
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