Perfumeはシンデレラストーリーか | 全身蜂の巣

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煩悩を持て余せ!

 

 

 

見方を変えると、地道で実直な物語にも思えるし、

ハイライトシーンだけ抜き取るとシンデレラストーリーにも思える、

 

 

 『塔の上のラプンツェル』

 

 『Perfume物語』

 

 

 

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   (再放送が繰り返されるディズニーアニメ)

 

①結末がわかっているのに、ついまた見てしまう普遍的な良さをもったストーリー

 

②毎回、物語を見終わった後に、後日談も作品にしてくれないかと思ってしまう

 

③ストーリーが面白かったから引き込まれたのか、キャラクターが魅力的だったのか、判然としない

 

④美しい心を際立たせるように、悪者のずるい心理をより丁寧に描く

 

 

今日(2022年3月25日)、ディズニーアニメの

 

 ”塔の上のラプンツェル”

 

・・・が何度目かのTV放映がされています。

 

良く知ったストーリーなのに、ついつい物語に引き込まれつつ見てしまう自分がいます。

私個人の意見としては、”ラプンツェル”は日本語吹き替え版のほうが少し完成度が高く感じられます。

 

 

 

 

 

字幕版は、セリフが英語のため、ちょっと自分の現実との距離を感じてしまうからでしょうか。

英語の響きが耳慣れないため、字幕を追うことに集中し、キャラに感情移入しづらいからでしょうか。

いずれにせよ、架空の物語であることや創作された脚本だということを意識させない作品こそが一流の作品だと思っています。

 

 

 

 

 

そして、何度目かの鑑賞時、良心の描写よりも悪の心理に重心が置かれて作品が仕上がっていることに気付きます。

少し考えると、その理由に思い当たります。

 

人は皆、良心を貫いて生きるよりも、ずる賢く立ち回るほうが簡単だからです。

良いことを実行するよりも、悪いことを行う方が簡単で早いのです。

だから、シンデレラストーリーは悪者の心理を細かく描写することによって、良い行いを貫こうとする人物を際立たせ、美しい心をより輝かせるのです。

ディズニー映画の名作と言われているものは、大方、そんな構図で出来ているように思います。

 

 

 

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   (何度も見たくなるPerfumeのステージ)

 

①セットリストも構成も演出も分かっているのに何度も見たくなるPerfumeのステージ

 

②毎回、ステージを見終わった後、強いPerfumeロスに苛まれ、すぐに再演がないかと期待してしまう

 

③演出や楽曲が面白かったから引き込まれたのか、キャラクターが魅力的だったのか、判然としない

 

④若さや性本能に依存した芸能が多くを占める中、Perfumeの特異な立ち位置が際立つ

 

 

何度か角度を変えつつ同じことを記事にしようと試みてきました。

 

 ”より多くの人に納得してもらうことを諦めない姿勢”

 

そういった意味では、ディズニーアニメとPerfumeは似ています。

 

 ”普遍性のある魅力”

 

・・・という、漠然としていて言語に変換しづらい魅力を両者は放っている気がするからです。

 

 

 

 

 

 

そして、前述の私の主観にまみれた方程式が正しいのだと仮定すると、世の中が悪い方向に乱れるほどに、Perfumeやディズニーアニメの魅力は対照的により輝いて映るはずです。

 

 「いろんな人が納得するという意味の”普遍性”を諦めない意識」

 

それは、とても難しいことではないでしょうか。

それは、とても強い意志を自分の心の内側に向けて要求することではないかと思っています。

 

 

 

 

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・・・「いつまでも変わらない」・・・とお思いのアナタ・・・

 

 

   ”ほんとうの輝き”

 

 

・・・「そうだなっ」