オーディションを掻い潜ってきたスーパーユニット、Perfume。
ゆるいMCに、そんな現実を忘れてしまいがちである。
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(スーパーカー)
①1953年製 カニンガムC3 クーペ ヴィニャーレ
ル・マン耐久にレーシングモデルとして登場後、市販モデルとなったカニンガム。
地元スーパーのモデル経験を経て、アクターズスクールの門を叩き、Perfume結成の
主軸となったあ~ちゃんさんを思わせる(ほんとかっ)
②1955年製 アルファ・ロメオ 1900CSS スペチアーノ ボアノ
発売当時のキャッチフレーズは「レースに勝つファミリーカー」なる軒昂たるもので
機構的にシンプルでありながらスピーディーなモデルであった。
それは正しく、普通の女の子がスーパーユニットとして変貌していった、かしゆかさんを思わせる。
③1962年製 フェラーリ400 スーパーアメリカ SWB カブリオレ
強力なパワーと分厚いトルクを併せ持つ4リッターV12エンジンを搭載し、快適性を犠牲にせず
腰のあるサスペンションを備えていた。
それはまさに、アクターズスクール広島において抜きんでた存在感を発揮し
講師陣にもスターであると言わしめた、のっちさんを思わせる。
Perfumeのメンバー3人は、芸能育成スクールにおいてオーディションを勝ち抜いた精鋭である。
そのことを忘れさせ身近な人であると錯覚させているのは、その自我の少ない素直な人間性である。
ひとたびステージで舞いはじめるとポテンシャルを発揮し、スーパーカーのような”走り”を見せる。
ここでやっと我々は彼女たちが”手の届かない”存在であることを思い出す。
デビューから時を経て、最新鋭の”スーパーカー”が次々と登場するも、
そのデザイン性やポテンシャルが語り継がれている様は、
マニアによって大切に保管されてきたかつてのスーパーカーのようでもある。
いやいや、まだまだ現役で走り続けてほしいと願っているし、
”新型”の種にはない、奥深い魅力を放っていることは間違いない。
どうか、大切にメンテナンスを施し続け、ミントコンディションを保ってほしい。
”Perfumeはスーパーカー”
より希少で貴重なものを我々は美しいと感じる。
そして、普遍的な魅力を備えているものは、時代を跨ぐ。
そういうことである。
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・・・「いつになく、気取った語り口」・・・とお思いのアナタ・・・
”いつまでもカッコいい”
・・・「そこは、分かるっ」