Perfumeとクレショフ効果 | 全身蜂の巣

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映画好きには知られている

 

”クレショフ効果”と

 

”モンタージュ理論”

 

Perfumeと関連があるのでしょうか。

 

 

 

 

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   (クレショフ効果)

 

①無表情の俳優の顔のクローズアップ映像の前に、異なる3つの映像を置いてみる

 

②無表情の顔の映像は、映画的に編集されることにより違った表情に映る

 

③映像編集することによって、その前後に位置するほかの映像の意味に対して異なる性質を及ぼす

 

④さまざまな映像群は、ある映像群がほかの映像群に対して、相対的に意味を持つ

 

 

少し分かりづらいでしょうか。

 

同じシーンを鑑賞しても、印象というものは、前後の脈絡によって変化することを言っているのです。

 

映画的な編集(モンタージュ)は大切であるということです。

 

 

 

 

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   (Perfumeの印象)

 

①楽曲単体の、聴覚のみの印象と、ライブステージにおける楽曲の印象が違って感じられる

 

②楽曲に舞踊が重なることによる印象の変化、これはまさに映画的編集による効果のようだ

 

③楽曲、舞踊に加え、舞台演出もさまざまな形で加わるPerfumeのライブ

 

④単体としてのダンスのみを見ても、楽曲のリズムパターンと違ったシンコペーションを持つ

 

 

本来、音楽というものは音楽以外の何ものも表現し得ないものですが、

 

音楽が映像と重なる時、音楽だけでは感じられなかった不思議な効果を発揮します。

 

 

映画のテクニックとしてよく取り上げられる”クレショフ効果”

 

近年になって言われるようになった認知心理のことを指すようです。

 

これは、様々な場面で生じる日常的な”印象”の在り方の理論的な説明に思えます。

 

そもそも人は、音を聴き、目に映るものを判断し、場の温度感までも含めて

 

さまざまに五感をフルに活用し生活している生物です。

 

 ”歌って踊る”

 

という、旧来的な芸能パターンを先入観として植え付けられている私たち。

 

Perfumeが、切り崩したり、開拓しようとしているものを先駆的に感じる部分、

 

それは、人間の心理や印象といった、もっと広い感覚を思い出させてくれるものだと思っています。

 

 

 ”Perfumeのライブは、よくできた映画を観ているようだ”

 

 

 

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・・・「クレショフ効果って初めて聞いた」・・・とお思いのアナタ・・・・

 

 

 

  ”人間が本来的に備えている感覚”

 

 

 

・・・「ほんとかっ」

 

 

 

 *「Perfumeと効用音楽

 

 *「Perfume言葉遊び

 

 *「Perfumeとシンコペーション

 

 *「Perfumeのリフレイン

 

 *「Perfumeの音