ケーキは不健康ッ!! なの? | ~ 今日もいい天気 ~

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仏菓子職人&パティスリーインストラクターが
『美味しいものを正直に』お話するブログです。

おはようございます!

今日もいい天気ですね!晴れ

 

 

「ケーキは好きだけど…」よだれ

「太るし健康に悪いから」ネガティブ

まぁ…これまで何回聞いたフレーズか。

ほっこり

 

 

 

ケーキ・洋菓子の主な材料は

〈砂糖〉〈乳〉〈卵〉〈小麦粉〉

めっちゃハイカロリーなのは理解できると思います。

『コレステロールの塊』

『不健康の塊』凝視

と言う人もいます。ウシシ

 

 

 

ちょうちょ音符  イルカキラキラ  カメ汗

 

実際に家でお菓子作りをする人は

〈砂糖〉〈バター〉〈卵〉

の消費が普通の食生活ではありえない量なので感覚的にも実感していると思います。

ほっこり

 

ではなぜ不健康とだと認識しているのにこれほどの

「歴史と広まりがあるのか?」

「多くの人に愛されるのか?」

不思議と言えば不思議な気がします。

ニコ

 

 

ペロペロキャンディー チョコカップケーキ ショートケーキ コップ

 

ケーキ(洋菓子)を

「普段の食事」プラス「おやつ」

ではなく

「食生活全体の括り(くくり)

で考えてみます。

特に

和食の中での洋菓子鍋

洋食の中での洋菓子ステーキ

と2つのアングルから考えるとなんだか少し

許せる気がしてきます。

ほっこり

 

 

【日本食】

栄養バランス的にとても良いとされているのは良く知られています。お弁当

一方

【ヨーロッパ】では

肉料理に生クリーム&バターを使ったソースなど脂肪分が多い料理が知られています。

牛豚鳥カエルうさぎネザーランド・ドワーフ羊🐐

確かにそうです。かたつむり

私もレストランでデザートの経験がありますがコックさんの仕事を隣で見ていると目

「えっ!そんなに生クリーム入れるの?」

「ええぇ!そこにバター!」コアラ

伝統的なフランス料理は日本人の感覚からすればそれはそれはびっくりするようなバランスです。

※油脂の部分で少しフォローすると

〈バター〉ばかりではなく健康に良いとされる

〈オリーブオイル〉など植物性の油脂を使う料理も多くありますので

「毎食毎食バターこってり」

という訳でもありません。

ニコ

 

 

そして和・洋を見比べて気付くのは

〈砂糖〉

の使い方・摂り方です。

日本酒鍋 目 ステーキシャンパン

西洋料理を学んだ人はわかると思いますがほとんど砂糖は使いません。

対して和食

「煮もの」にしても

蕎麦やてんぷらの「つゆ」

にしてもまぁまぁたっぷりな

砂糖を使います。

他にも

〈鯖みそ〉魚しっぽ魚あたま

〈鳥や魚の照り焼き〉鳥

〈やきとりのたれ〉

〈すき焼き〉

〈天丼・カツ丼・親子丼〉🍳

〈うな丼うな重〉

数え上げればきりがありませんが、多くの日本料理に砂糖が使われています。

 

すし飯なんか酢と砂糖を浸み込ませたご飯です。寿司

 

 

つまりこの時点では

和食の方が圧倒的に

糖分を多く摂取します。

 

 

たこ焼き ラーメン パスタ ピザ  宇宙人

 

【食後】コーヒーお茶

特に夕食(晩飯)後に目を移します。キョロキョロ

 

フランス

フランス

食事の最後に食べるフルーツはたくさん食べます。

チョット大げさに言うとバクバク食べます。もぐもぐいちごリンゴさくらんぼバナナぶどう気づき

そのあとが

「食後の甘いものタイム」

という感じでしょうか。ニコニコ

くつろぐ感じで時間をかけ、砂糖を入れたコーヒーを飲みながら

〈チョコレート〉〈クッキー〉

そして

〈ケーキ・焼き菓子〉

などをゆっくり楽しみます。

※糖分が少ない洋食後は甘いものが欲しくなります。

体がそうなっているからです。ほっこり

コーヒー🍫クッキーのプレゼント🍪クッキー🍰

 

ポテトチップ的なしょっぱい系も食べますが、甘いお菓子が中心だと思います。

ニコ

※もちろん家庭や個人によって違いはありますが「相対的には」という感じです。

ナッツなども結構食べます。

 

ロールケーキ ヒヨコ くまクッキー ぽってり苺 セキセイインコ青

 

ほっこり

当然ですが

日本でもフランスでも極端に偏れば良くありません。

割り箸 ナイフとフォーク

しかし現在の日本人の食生活は

和食後に洋菓子という

『砂糖プラス砂糖』

の食事に偏っていると感じています。

更に出来合いの和食総菜などは砂糖の使用量が多くなっているようです。

つまり

『和食後に洋菓子』は…

糖分の摂り過ぎです。

ほっこり

 

という訳で

日本

砂糖を使った和食の後は

『渋いお茶とお煎餅』で。

冬ならみかんなども食べるでしょうか

 

砂糖を使わない(少ない)西洋料理の後は

『コーヒーと甘いお菓子』で。

乳成分の入らないシャーベットなんかも良いですね。

 

 

お茶🍘オレンジ

コーヒー ピンクマカロン

 

 

いかがでしょうか?ほっこり

 

マーガリンのページでも少しお話をしましたが

「体に良いと聞いたから」

また反対に

「悪いと聞いたから」

と、何かを

「極端に摂り過ぎたり」

逆に

「避け過ぎたり」

するとそれはやはり栄養バランスを崩してしまいます。

煽り

 

「気にしていた事」が

本当は

「あまりそうでもなかった」

りもしますので一方向からだけの話・情報には気を付けた方が良いと思います。

「良いの?悪いの?お菓子作りで【マーガリン】」

のページ👆よかったら

 

 

ニコニコ

ここ数年の私(’67年生まれのおじさん)

あれこれ気にし過ぎてその事がストレスでは本末転倒、かえって不健康だと思うので小学校の家庭科で習った程度の栄養知識の食バランスで良いのかな?と思っています。

ニコ

 

 

 

 

それでは皆さんバイバイ

愛ある一日を!

 

 

 

バーベキュー左バーベキュー真ん中バーベキュー右おでん左おでん真ん中おでん右 生ビール

 

~おまけ~

フランスに住んでいた時、自分の舌は本場の甘いお菓子を普通に受け入れていました。てへぺろ

これは私がフランスの現地の食事に全く苦労しなかった為、毎日の食事で糖分をそれ程摂取していなかったからです。

またフランスと同じ配合のお菓子を日本の食生活に慣れた今の舌で食べると甘いと感じます。

日本人が旅行でフランスに行き本場のお菓子を食べると甘いと感じるのはそういう部分でもあります。

 

~おまけ・2~

フランスで和菓子の説明をする時

「あんこは小豆を甘く煮てペースト状にしたもの」

と話すと多くのフランス人に驚かれます。

私のフランス語が間違っていると指摘してくれる人もいました。笑

フランスでは豆類に砂糖を加えるという感覚がほとんどありません。

 

ちなみに以前日本のパティスリーで一緒に働いていたフランス人は

「フランスのお菓子よりあんこの方が絶対に甘い」

と言い張っていました。笑

 

 

📖看板持ち うさぎのぬいぐるみ お母さんお父さん

親子で

『見て、読んで、作って、楽しめて、学べる』

食育に繋がる様な

お菓子の絵本を出版したくて色々構想を練っています。

調理系の出版社ではなく

絵本の出版社の方が

もしこのブログを見て興味を持っていただけたら

嬉しいです。