皆さま こんにちは^ ^
今日も お立ち寄りくださりありがとうございます。
お久しぶりでした。職場の コロナワクチン接種対応でお疲れぱちこです。
ワクチンは 1本から6人分が取れるので、６の倍数で予約者を入れています。
今は １日６本、つまり３６人の予約患者さんを、通常診療時間で受け入れてます。
受付で、かかりつけの方から、ご新規さんまで さばいていくのが大変。
でも、１日でも早く 以前の日常生活に戻すべく、
今は しばらく頑張らなくっちゃと 気持ちを入れる毎日です。
本当は 今頃 京都にいたのになぁ…
京都タワーの 大浴場が６月末で幕を閉じると知ったのは、５月の末のこと。
京都タワー大浴場は、次男の大好きな浴場。
銭湯大好きな次男が、オープンキャンパスの帰りや、
もう落ちたと鴨川のほとりを泣きながら歩いた受験の帰り道も、
旅の最後に いつもこちらの大浴場に立ちり、汗を（時に涙も）流してきたという。
疲れを癒す少し熱めのお風呂なのらしい。
私は その 浴場に行ったことはないのだけれど、
その閉館の報を知り たまらず、一休サイトでホテルの予約を入れた。
私も、そのお風呂に入ってみたい。
土曜の午後に 新幹線に飛び乗ろう。
風呂上がりでも、すぐ部屋に帰れるように、すぐ近くのホテルがいい。
そして 特別な思いでお別れしたいから
向かいのグランビアの タワーの見えるお部屋をとった。
でも、そんなことは私の感傷に過ぎなかった。
次男を誘うと、ああ、もうそれはいいんだ と にべもない。
結局 私のタワー大浴場熱も萎み、京都行きはキャンセルに。
少し未練は残るけれど…
京都タワー大浴場は、６月３０日 愛した沢山の人々や、携わった方々の思いに送られ
静かに幕を閉じるのでしょう。
時代なのでしょうかね…。
ところで、我が家には、ぽてちゃんというシナモン文鳥がいました。
娘が ヒナの時に買って来て。
いつまでたっても大きくならず、弱っちくて、そして甘えん坊で甘えん坊で。
獣医さんには長くは生きられないかもと言われていたけれど、
私達は ぽてちゃんにめろめろでした。
ある年の冬 吉祥寺アトレの箸やら小物を売るお店で買い物をした帰り際
沢山の箸置きの中に、それらよりは少し大きな鳥の置物が目に入った。
ぺたんと潰れたような形でこちらを見上げていた。
何これ⁈ かわいい
そう思ったけれど、人と約束の時間が迫っていて、手に取ることもなくそのまま去った。
あれは 何だったのだろう。どうしても気になり翌週 またそのお店を訪ねた。
でもそれはもうなかった。
店員さんに尋ねると、私が帰ったすぐ後で売れてしまったのだと。
とても口惜しくて 子どもたちに話すと、
ママ何言ってるの？ うちには ぽてちゃんがいるじゃない、他に何がいるの？
娘にたしなめられた。
でも、次の年 ６月最後の日曜日ぽてちゃんは突然死んでしまった。
私は ますます その鳥の置物が欲しかった。
潰れたようなフォルムでこちらを見上げるその姿がぽてちゃんに重なり、
あの日 手に取らなかったことを後悔した。
もしかして同じ物が出はしないかと、吉祥寺に行くたび そのお店を見て回った。
いつものように店内を歩いていた去年の秋、
何か探してますか？ 見知らぬ男性の店員さんに声をかけられた。
私は 事の次第を話し、
でも 手に取らなかったので、それが陶器なのか布で出来た物かも分からないと伝えた。
ふううん… 分かるかもしれない。 調べてみます。少しお時間ください。彼は言った。
ええっ そんなので分かるの？ そうなら すごいプロ。
翌日 電話がきた。
分かりました。それは 葉紙屋さんという 張り子作家の方の物
兵庫の方に工房があったけれど、去年頃工房も閉じ
今は京都や地方のイベントに時々出品してるらしい
そっかあ、彼のプロ意識に感謝と感動しつつ、工房閉鎖の報には残念。
いつかどこかで出会えるといい。
その翌週 たまたま次男を訪ね京都に行き、
私は自転車を借り 次男とサイクリングをしていたとき
たまたま立ち寄った百万遍の市で、何とはなく覗いたところに張り子細工が！
もしかして 葉紙屋さん⁉︎
何という偶然なのでしょう
ユニークな動物の張り子細工やからくり人形など素敵な物を作る素敵なお方でした。
百万遍の手作り市にだいたいいつも出店されているとのことです。
この世を去った大好きだったぽてちゃん
手に入れられなかった鳥の置物
でも、だから出会えた葉紙屋さん
クローズしてしまった大浴場やお店やさん
…
せめて出会えたことを大切に心に留め
そして これからも素敵な出会いやセレンディピティを信じて
前を向いていきたいな
ここまで読んでくださりありがとうございます(^ ^)
週末に投稿しようと思いながら、へろへろモードで月末 まで来てしまいました。
明日から７月 （はや）この一年も折り返しですね〜
元気で過ごしましょうね