今回は5階正面のお席で後ろから2列目。
流石に5階からだと舞台は遠いですが、前の列との高さがかなりつけてあるので、前の人の頭が気にならないのは良かったです
一曲目はピアノが活躍する曲で指揮者の前にグランドピアノがセットされていました。
その一曲目は、
ストヴィビンスキー作曲、ペトルーシュカ。
バレエ音楽なのでYouTubeでその舞台を見てから臨んだのですが、バレエのストーリーも解説を読まないとなんだかよく分からず、理解するまでにちょっと時間がかかりました(笑)
この曲は楽章(場面)が移る時にスネアドラムが入り繋いでいくので、無音の所がないのも面白いところ。
色々な楽器のソロもあるし、パーカッションも活躍!オケの編成も豪華です!
しかしバレエの舞台や話の解説などをまったく知らない状態で聞いてしまうと、どういった場面なのかを想像しづらく一部かなり意味不明な曲になると思います
第1場(謝肉祭の市場)は賑やかで曲を聞いただけでもワクワクする感じがあるのですが、人形が出てきたあたりの軽やかでコミカルな旋律は映像が頭に浮かんでいた方が絶対により楽しいかと
また第2場(ペトルーシュカの部屋)と第3場(ムーア人の部屋)は比較的静かな場面で、YouTubeではあまり気にしていなかった楽器の音が生で聴くとしっかり耳に入ってきて違う楽しさもありました
ムーア人の部屋の場面で流れる怪しげなイングリッシュホルンの旋律やハープの音色がとても印象に残ってます
YouTubeで何度も映像を見た予習効果が発揮され、全体を通してかなり楽しめました
休憩を挟んでからの2曲目は、
チャイコフスキー作曲、交響曲第4番。
人の運命とか人生とかを想像させる曲です。
YouTubeを見ての予習段階での第一楽章の印象は、冒頭の金管の旋律や最後のコーダなどを「格好いい」と感じていたのですが、会場でいざ聞くと、何だか恐怖心が湧きました
運命に押しつぶされそうな感じ…。
最後の第4楽章でも華やかな雰囲気の中に重い運命のファンファーレが再び登場してくると、運命に絡みつかれて苦しくもがくような感じがして、また恐怖心がぞわぞわ〜と
生演奏の迫力もあるのだと思います。
怖いというのは解説を簡単にですが聞いた上で感じたことです。
今のお気楽生活に多少なりとも罪悪感を抱いているからか
日本に帰ってからの不安もあるかも。。。
色々と感じることがありましたが、金管楽器の迫力や木管楽器の流れるような旋律の受け渡しなど、旋律を楽しんでいた部分も多々あります
第3楽章が弦楽器がピッチカートのみで進むのは面白かった!
会場で聞くと、ポポポンと弾ける音が左から右へと立体的に流れていくのがよくわかります
舞台から遠い5階から聞いていたのも良かったのかもしれません。
聴衆の雰囲気は今までの中ではマシな方でしたが、やはりプロのオーケストラのコンサートにしては緩いです
着信音なったり、咳やくしゃみをしたり、物を落としたり、曲の途中で席を立つ人がちらほらいたり。
気軽に聴きに行くコンサートというのもあるのでしょうけどね。
日本やヨーロッパの会場ではあまりなかったことです
そろそろ違うオケの演奏も聴きに行きたいと思ったりもしています〜