12月23日:7日目
8:00にホテルを出発し、アーヘンに行くために切符を買いました。
電車に乗ったのですが、なんだか乗客が少ない、というかほぼいない。
ちょっと変だなと思いながらも座っていました。そして次の駅で停車時間が長いなと思っていたら、
消灯!!!
流石におかしいということで一旦降りようとドアまで行きボタンを押すも開かない!
動き出す電車
心臓がバクバク、これはマズイ!
やばい、やばい、やばい!!
どこへ行っちゃうの〜
運転席の方まで行きましたが車両が完全に分かれていてどうにもならない。一番後ろに車掌がいるかもと思い、行ってみるもののもう誰もいない。
非常ボタンを押そうか本当に迷う。
そして車両基地へと到着してしまったのです。。ドアが開かず閉じ込められる我々。
誰か回りにいないか窓の外を見ていますが誰もいない。。すがる思いでもう一度ドアのボタンを押すと、
プシュー!
開きました
とりあえず電車からの脱出に成功し、線路を横切り、明かりのついている事務所らしき所に行ってみます。ドアをノックしたらおじさんが出てきてくれました。間違って来ちゃったと言ったら、笑って道を教えてくれました。感謝、感謝…。
関係者以外立ち入り禁止の場所を歩く観光客夫婦。門まできて道路が見えた時は、緊張の糸が切れ力が抜けました。
回送電車になるアナウンスはドイツ語だけだったので全く理解できていなかった我々。日本だったら回送電車になる時、必ず見回りに来ますが、そんなことはないドイツでした(笑)
基地から生還し、近くの駅に行って
9:08、今度こそアーヘン行きの電車に乗れました。1時間ほど乗ります。
アーヘンに到着しましたが、クリスマスマーケットは11時からなのでまだやっていません。とりあえずカフェに入りました。アーヘン名物のプリンテンで有名な店です。アーヘンのあちこちにあります。
Nobis Printen
爽やかな酸味と甘さのバランスが良くて、トッピングされているクッキー生地がサクサクで良いアクセントになってます。大きいので2人で半分こでちょうど良かったです。
続いてドイツの世界遺産第一号となったアーヘン大聖堂に行きます。ドイツで3つ目の大聖堂です。
入場無料です。
内部は少しエキゾチックな感じがします。金と青を使った模様が印象的です。
奥には細かい絵柄のステンドグラス
内部の見学できる所はあまり広くないので見学はあっという間に終了。
ぼちぼち11:00になるのでマーケットの店が開き始めてます。
プリンテンはドイツのレープクーヘンというお菓子の元になったものです。味はほとんど同じ。少しフワっとするパンとクッキーの間みたいなお菓子で、シナモンやクローブなどのスパイスが入っているので、鼻に抜ける独特の香りがあります。
プリンテン販売店の素敵なショーウィンドウ達
さてマーケット散策開始です。
ケーキを食べたばかりですが、お腹が空いていたので、クリスマスマーケットの名物を食べて行きます!
左側はダンプフヌーデル。中華まんみたいな蒸しパンにカスタードソースをかけ、サクランボソースや芥子のみをトッピングして食べます。クリスマスマーケットの名物とのことですが、実際に売っているのをなかなかお目にかかれず、結構レアな存在でした。サクランボの酸味でちょうど良い甘さ加減です
右側はシャンピニオン。マッシュルームのことです。どこのマーケットでもけっこう見たのですが試していなかった料理。薄めのカレー味マッシュルームにガーリックソースを少々かけてあります。ただのカレーマッシュルームかと思いきや、これがすごく美味しかったマッシュルームの香りの良さとまろやかなソースがベストマッチ!
次はヴァイスヴルスト(白ソーセージ)です。プレッツェルが付いてきました。
アーヘンのクリスマスマーケットは大聖堂を囲むように店がたくさん並んでいて、食べ物屋が多い印象でした。食べるスペースもしっかりした屋根付き、椅子付きのところが沢山ありました。
装飾は派手ではないですが、大聖堂が近くにあるので雰囲気があります
夜に来たらキレイなんだろうな。
あとの観光は外観だけ見に行った市庁舎。
最後にスーパーでお土産になりそうなものを買った後、14:18発の電車でケルンに戻りました。
ケルンに戻ってホテルでちょっと休憩し、最後の買い物と晩ご飯を食べに出かけます。ケルシュビールの200mlのビールグラスが欲しかったので電車に乗って繁華街へと繰り出しました。無事にゲット
最後の食事は
Brauerei Päffgenという店にて。
雰囲気は賑やかな酒場レストランという感じ。食べてみたかったブルートヴルスト(血入りソーセージ)とアイスバイン(豚の足の煮込み)を注文しました。
Blutwurst:ブルートヴルスト
塩分がきついソーセージでした。皮なしで表面カリッとしていますが、ふわっと柔らかかったです。しょっぱいけど美味しいビールが進んでしまう味です
フォークで身がほぐれるほど柔らかくなっています。皮や筋はトロトロ昨日食べたシュバイネハクセより塩辛さが若干控えめに感じました。こちらの方が我々好みでした〜
朝の電車に閉じ込められた時は、本当にどうなるかと思いましたが、無事に最終日を楽しむことが出来ました
明日はまたイギリス経由でアメリカに帰りまーす