細胞診を考える -6ページ目

31歳、女性、腹水

ねんちょうな腹水でした




粘液内に上皮が散見されます




悪性とすべき核の大小不同、重積性、核クロマチン増加があります



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大腸癌 から 腹膜偽粘液腫状態の患者でした




70代男性、腹水

胃癌術後、2年の患者の腹水です



中皮、癌、組織球 いずれでしょうか




核の偏在傾向があります





核小体が明瞭で、核が偏在しています

Papだけでは難しいかも




PASをみれば、分かりますね



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胃癌(印環細胞癌)です。



10代、男、体腔液

既往歴に悪性リンパ腫治療暦あり


体腔液に次のような細胞が多数みられた



若干、結合性もあるように見えますが・・・、実際は結合性なしと考えてください。



核の大小不同あり



核クロマチンは増加しています


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悪性リンパ腫の浸潤

(珍しいですね)

70代、男性、胸水

肺に腫瘤陰影あり、材料は胸水です

古い症例で、染色性が落ちています



結合性のある細胞集塊です。



細胞質は乏しい




核の相互封入像を認め、molding(核の押し合い)を認める



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小細胞癌

(胸水中に出ることは、比較的少ない)


60代男性、胸水

60代男性、胸水



炎症背景に比較的大きな細胞塊を認める




核は中心性で、細胞質にも厚みが感じられる





その細胞には異型核分裂像がみられる





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細胞集塊が大きく、異型核分裂像より、悪性と診断すべきでしょう。

核が中心性であり



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悪性中皮腫だった症例 (腺癌でも許容正解)



体腔液(胸水)No1

胃癌の術後、胸水貯留



核の偏在、細胞質の淡いピンク色に注目



撮影条件で、核クロマチンの状態はよく分かりませんね。


中皮でしょうか胃癌細胞でしょうか





Alcian blue



正解は 胃癌(印環細胞癌)

20070324-症例10

50代、女性、気管支洗浄



全視野中、1か所に上の細胞塊が認められました。見落としした受験者が多かったようです。

チェックできれば


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adenocarcinomaは明らか

20070324-症例9

60代、女、生たん



オレンジGに染色される奇異な細胞がみられる




アップですが、細胞質の厚み、奇異な形態、核形も不正で、

異型性はこのような細胞は出てこないでしょう


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squamous cell carcinoma (dysplasiaの範ちゅうを越えている)

20070324-症例8


70代、M、生たん



ピンぼけですが、核形不正を認める


核の詳細は不明ですが、核の不規則重積を認める


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adenocarcinoma

20070324-症例7

60代、男性、生たん



壊死性背景と解釈してください。一部にオレンジGに染まる異型細胞がある




核の詳細な状態は不明ですが、このような紡錘形細胞が認められた。


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squamous cell carcinoma, keratinizing type