細胞診を考える -5ページ目

尿細胞診3

70代、女性、自然尿






この程度の核の大小不同が確認できれば、核内構造が不明でも




悪性とできますね。結合性があることより、UC, G2


G3の場合は結合性がもっと弱いと思ってください

尿細胞診2

60代、女性、自然尿


核の変性が強く詳細不明





同様に変性が強いが、核の大小不同はありそう


良性・悪性は?





尿膜管癌・腺癌でした。


腺癌らしいところをさがしましたが、自然尿では尿膜管癌の診断は無理でした




尿細胞診1

尿細胞診は難しい


理由

1.自然尿では核に変性が加わり、核の構造が読めない。


1.UC,G1と結石等による剥離細胞塊との区別が難しい(私はできないと思っている)


1.自然尿とカテ尿の所見の読み方が異なる

  (自然尿として提出されていても、カテ尿であったりする)


60歳代、男性の自然尿




重なりが強く上手く撮影できませんでした



一部で核小体の目立つ細胞もありますが・・・・


核の大小不同はありますが、核は変性気味で詳細不明



  ↓


Class 3、UC,G1かもしれないが、悪性とは断定できない


喀痰、50歳代、生痰

生痰です。



多数の細胞塊がみられる


代表的な細胞塊


良性?悪性




同様な細胞塊です。 繊毛の有無は?





繊毛あります 



  ↓


良性細胞塊

LBC-Thinlayer標本

Liquid base cytology (LBC)研究会に参加して、今後の細胞診標本作成は

LBC-Thinlayer標本になると確信しました。


まだ、コスト高なので普及は先かもしれませんが、積極的に取り組むべきと考えます。
現在の所、2社から標本作成装置が出されていますが、今後はもっと増えるでしょう。



1)細胞診Thinlayer塗抹&染色装置(Prepstain システムセット) 株式会社医学生物研究所


1)液状細胞診システム Thinprep system オリンパス


当院でも手動で、標本作成しているので、おって、画像を掲載します

50代、女性、胸水

5年前に乳癌の手術




大きな細胞集塊です




誰が、名づけたか知りませんが、マリモ状といいます


  ↓


乳癌の浸潤です

胃癌、60代、男性、術中、腹腔洗浄液

腹腔洗浄液



このような細胞を見つけて、アップにする




核の構造が良く分からないが



    ↓


腺癌細胞です

80代後半、F,腹水

腹水


核が偏在性ですね




細胞質が若干、ピンク色




PAS染色、陽性



   ↓


腺癌





中皮細胞と、腺癌細胞のPASの違い、知ってますか

腺癌 → ぽってりと粘液がみられる

中皮 → ドット状


でも、区別できないことも多い

70代、女性、腹水

卵巣腫瘍で手術。術後1年の腹水です。



油浸レンズで取りましたが、詳細は分かりませんね




右の中皮細胞と比較してください



   ↓



漿液嚢胞腺癌の症例でした。砂瘤体はありませんでした。




50代女性、腹腔洗浄液

卵巣腫瘍で手術。術中の腹水洗浄液です



シート状細胞塊と孤立散在性の細胞がみられる




シート状細胞塊は良性(剥離した中皮細胞?)

ピンボケですみません




孤立散在性の細胞は良性?悪性?



  ↓


孤立細胞も良性の中皮でしょう