細胞診を考える -10ページ目

脳症例3 圧挫細胞診

50代 男性 脳圧挫 細胞診



やわらかい細胞突起を認める




核異型は若干みられる





やわらかい細胞質(突起)、細胞密度は増加しているが、核異型は軽度


診断は 

脳症例4

脳圧挫標本 70才代、男性



紡錘形細胞




核内封入体が散見される


脳症例回答

症例 1


悪性リンパ腫  細胞に結合性がなく、バラバラであることに注目。

          細胞異型性からは膠芽腫が鑑別に上がるが、細胞に線維がないので否定的


症例 2


膠芽腫  細胞の著しい異型性より診断は簡単。細胞質の線維に注目。

      壊死が多く、偽ロゼット形成もみられることがある。


症例 3


星膠腫 核異型はあまり目立たないので、astrocytoma, grade2



症例 4


髄膜腫  神経鞘腫との鑑別が問題となりますが、核内封入体は髄膜腫に多いようです



細胞と組織を比較してください。




渦巻状配列が特徴的

唾液腺症例1

唾液腺穿刺 40代、女性


粘液腫様背景に上皮がみられる


同様に、粘液腫様背景に上皮塊を認める


上皮の拡大。異型性は目立たない

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唾液腺症例2

10代女性。唾液腺穿刺材料です



粘液背景、上皮塊が少量みられる



上皮は2種類確認された。左細胞塊は扁平上皮様。右細胞塊にはピンク色の○○が見られる

上記ヒントで診断可能ですね


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唾液腺症例3

耳下腺穿刺 50歳代 女性




上皮と背景にはリンパ球がみられる



上皮は細胞質が広く、好酸性。リンパ球には異型性はない

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Thinlayer法

左腎盂癌疑い患者の左右カテ尿のThinlayer標本を作って頂きました。


今後、尿、子宮の細胞診はThinlayerが主流になると考えます。


利点は観察範囲が狭く、細胞の重なりが少ない点が上げられます。


欠点はこれまでの細胞の見方とは異なるため、新たな診断基準が必要になるでしょう。

左右を比べてください。



左は壊死背景



左の細胞では核異型、大小不同がみられる


左右とも細胞塊が見られるが、左では重積性が強い



左では核異型、核が濃染している




両者とも左側ですが、扁平上皮への分化がうかがえる


左 Class 5、 UC, G2-3で扁平上皮への分化がみられる


右 Class 2、細胞塊は見られるが、悪性とは言いがたい

唾液腺症例4

耳下腺穿刺。50歳代、男性

特徴的な像です。

同様な像です。


核異型は目立ちませんが・・・・・


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唾液腺症例回答

唾液腺症例1回答  多形腺腫



唾液腺症例2回答  粘表皮癌

(最初は私も診断出来ませんでした。あとだしジャンケンと言われそうですが)


唾液腺症例3回答  ワルチン腫瘍


唾液腺症例4回答  腺様嚢胞癌


上記4腫瘍は細胞像で区別できるように

甲状腺1

60歳代、F、エコーにて境界不明瞭な1,5cmの腫瘤あり、穿刺細胞診です


比較的シート状です。あまり乳頭状集塊はない



核に注目


この像で診断可能ですね。


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