どうも、緊急事態宣言が福岡で解除されて、
図書館の貸し出しが元通り2週間に戻りました。
早くも弊害が・・・・。では、先月読んだ本です。
「『最悪』の法律の歴史」 ネイサン・ベロフスキー
・アルディーニ博士は死体に電気を通電して動かした。
見届け人の一人の外科医はその死体の手が当たり
死人に叩かれたショックでその日の午後に亡くなった。
この実験の話を博士の友人だった父から聞いたのが、
メアリー・シェリー。「フランケンシュタイン」のプロットとなった。
・シャルルマーニュ=カール大帝は1m90cmあったらしい。
1861科学者チームが墓を開いて頭蓋骨を測定して予想した。
・BC1750のヒッタイトの法律、
豚と犬と性交したものは死刑。
牛やラバ相手ならば、国王に近づかず。
聖職者にならなければOK!
・ニューハンプシャー州の標語
「自由に生きよ、さもなくば死を」
・イギリスの海岸に打ち上げられたクジラの死体。
頭は王の物。尾は女王の物になる。
・南極マリオン島の雄のオットセイが性別不明のペンギンに
性的暴行を30分に渡って行っていた。
やっぱり中世の法律はひどい、何しろ聖書が元ネタだからね。
「アメリカの汚名」 リチャード・リーヴス
日系アメリカ人の太平洋戦争での強制収容等の本。
日系人が軍隊に入ったのはよく聞く話だが。
一世が反抗したと言うのはあまり聞かない。
美談じゃないからね、それに一世の自殺率も相当のものだった。
ただ、データが残っていない。
築き上げて来た物が全て奪われて何も信じられず、
戦争が終わっても帰る所すらない。
強制収容所内でかなりの人が最後に自殺したらしい。
戦後も差別は有ったが、それを救ったのは軍人が多かった。
戦場での二世の働きからだ。
で、今は前大統領が再び分断を勧めていた。
まあ、繰り返すもんだな。
「キューバ危機」 ドン・マントン/デヴィッド・A・ウェルチ
二人のトップの怒りの治め方で、世界は救われた。
ただ、カストロは蚊帳の外で頭にきただろうな。
ソ連の潜水艦は艦内の気温が50℃になり、
艦長がミサイルを撃つ寸前まで来たが。
別の将校が止めたらしい、本当にあと一歩だった。
「和僑」 安田峰俊
中国に住み着いた日本人の話。
かなり奥地の山賊とかが出る所に住んでる日本人。
数か月は日本に帰って金を稼いで、
中国に居る妻と子供の所に帰ると言う。
その人曰く、一党独裁でないと、
これだけの多数民族は押さえられないだろう。
民主主義だったらとっくの昔に分裂。
おっと、これってロシアの話だ。
「一緒に居てもスマホSNSとFTF」 シェリー・タークル
・今の経営者は従業員にFace To Faceで謝る事を
教えないといけない。
それが出来ないのは、「車の運転をしていて、
バックの仕方を知らないと同じ」要は運転が出来ないのだ。
・FOMO Fear of Missing out 置いてけぼりの不安。
全ての人がこれを使いだしたら他者との関係が
それに統一されるかもしれないけど。
それで世間が上手く回るかは不明。
「ミャンマー権力闘争」 藤川大樹/大橋洋一郎
・民主主義をやろうとするから票が居る。
そうなると少数派を無視する。
ノーベル平和賞もこんなもんだよ。
「図説 中国の科学と文明」 ロバート・テンプル
・ラッカーは漆を意味する。
なぜかプラスチック産業では合成物質に使われる。
・蒸留酒ができるまで11%以上の
アルコール飲料(ワイン)はなかった。
・中国では、北を指すより、南を指す方を好まれる。指南器とか。
昔の中国人は凄かったって話。
「だから居場所が欲しかった」 水谷竹秀
タイはバンコクのコールセンターで働く日本人の話。
逃げる人と欲望(主に性)にかられる人の両極端。
はみ出し者の最終地点の一つだな。
とまあ、2月は短いのでこれ位で。
貸出期間が2週間になったので、
もっとこまめに図書館に行って、前のペースをまた掴まないと。