「吹奏楽部員だった頃の話」
という記事をここ最近いくつか書いて来たのですが、実はその理由がこれを作っていた事でした。↓
ちなみに「吹奏楽部員だった頃の話」(前回)の記事はこちら↓
久々にボカロで曲作りをしていたのですが、
今回は高校時代に吹奏楽部員だった頃の自分自身を主人公にした作品にしてみました
自分をしっかりと主人公に…って気持ち悪い気もするんですが、たまにはこんなのもありかな?と😅
遥か過去の自分なので、ちょっと客観的な視点でもあったりします。
曲自体はとってもシンプルです
ありきたりなコード進行、ありがちなメロディライン。
The・単純!!
私にはやっぱりこのくらいが限界です😅
ただ、吹奏楽アレンジはもちろん取り入れました。
ぱっと聴いただけだとあまりわからないと思うのですが、
この曲は前半と後半で使用楽器がガラッと変わっています。
スタートはピアノ、ギター、ベース、ストリングス、ドラム。
ごく一般的でシンプルな構成です。
そこに1本のホルンが入って来て、
曲が進むにつれて管楽器が徐々に増えていき、
逆に吹奏楽で使用しない楽器は徐々に減っていき…
ラストのサビでは、完全に全てが吹奏楽の楽器になります。
ラストサビからの使用楽器は、
フルート、クラリネット、サックス(アルト/テナー/バリトン)、ホルン、トロンボーン、トランペット、チューバ、グロッケン、ドラム、ティンパニ。
私が部に在籍していた頃に存在していたパートのみなんですが😅
ユーフォニウムやバスクラもいましたが、私が持っている音源の中になかったので使っていません残念
誰にもわからないような話になっちゃうんですが、
私は楽器の名前も全く知らない完全初心者で、高1から吹奏楽を始めました。
そして部もまた、私が入る3年前までは休止状態だったそうで、再建間もない小さな部活でした。
部の中で一番頼りなかった自分が3年かけて成長していけた姿と、
部そのものも弱小から徐々に部員も増えレベルアップしていった様子を表現したくて、
今書いてきたような楽器の構成にしてみました
最初の管楽器がホルンから始まる事、
後半のDメロ(一般的に大サビと言うのでしょうか??)からトランペットが入ってくる事も、
私の担当パートがホルン→トランペットと移り変わっていった事を一応表現したつもりです。
完全に私自身にしかわからない事だけど
今回ばかりはそれでもいいって思って作りました😅
私の所属音楽ユニット「Sky Blue」で、
今年の夏に公開した「遠い夏、大地蹴って」という曲でも吹奏楽アレンジバージョンを制作したのですが、今回の「青空へのメロディ」という曲の制作については実はその時から考えていた事でした。
考えていたというよりも、↑を作っていた時に、
一気に高1の頃のヘタレ部員だった自分の姿を思い出したというか
当時の部のレベルは正直低すぎて野球部の応援になんて行けるような訳もなく、
「遠い夏、大地蹴って」の動画の吹奏楽部員としての姿は妄想の世界ではあるのですが、
実際の高校時代の自分自身にあえてスポットライトを当てて、今度はありのままを表現してみようという気持ちになったというか。
作詞も、今までにしてきた事のない方法を取りました。
詞や曲の作り方って人によって様々だと思うのですが、私は元々ある程度メロディラインを考えてから詞を載せて行くタイプです。
曲先というやつでしょうか。単純にやりやすいから。
詞・曲同時に作っていく事もあります。
今回の曲は、初めて完全な詞先で作っていきました。
詞を先に考える事で、自分の思いをより込めやすいと考えたので…
どうしてもメロディに字数を合わせなきゃならないので調整はもちろんしていますが、言いたい事を言えたという感覚がこれまでよりも強い気がします
今の自分が、現役部員だった頃の自分を客観視し、不器用で頼りなかった当時の私自身に語り掛けるようなイメージで詞を作りました。
あなたが今やっている事はとてつもない困難ばかりで辛い毎日だと思うけれど、
ちゃんとうまく吹けるようになる事、最高の3年間が待っている事を、
未来のあなたである私が保証します。
今はわからないかもしれないけど、
情けないなと思う姿も実はとってもカッコいいんだよ
…というような思いを持って作りました
詞の内容の一部分の話をすると、
1番のサビで
「光り輝く青空 風に乗せたメロディは
不器用で頼りなく震えてても」
となっている詞が、
ラスサビでは
「光り輝く青空 高く飛ばすメロディは
まっすぐに逞しく響き渡る」
に変わるのですが、
最初は自分の意思でうまく音を出せないから
誰かの力を借りている=「風に乗せている」
成長した高3の私は、
自分の意思で音をコントロールし「高く飛ばしている」
そんなイメージを込めて作った詞です。
最初は1番のサビも「高く飛ばす」にしていたのですが、
あえて頼りなさを表現したくて後から変更しました。
正直言うと、こんなたった3分4分の曲の中だけでは言い表す事は出来ないくらいの思いがあります😅
テーマ的な事を一言で言うなら、
「苦労と成長」
そして、それこそそんな言葉だけでは表す事の出来ない、深い深い「感謝」
本当に勝手な話ですが、当時の顧問や先輩後輩、同級生部員達、部の活動で関わりのあった方々、そして母校の吹奏楽部に捧げたい曲にしていますw
今の部に捧げられても困ると思いますが
今回、主に曲そのものについての事を書いてきたのですが、
別の記事で動画(イラスト・ストーリー)の内容についても触れて行こうと思います。
読む人いないかもしれませんが😅