今月、「広報のがっこう」の授業を
担当されたのは加納和子先生。
全くの素人から半年で50件超の
取材を獲得したという、
プレスリリースの達人
でいらっしゃいます。
そんな加納先生と授業の後で
ものごっつ意気投合
「プレスリリースって
“書くまで”が大変
なんですよね!!」
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
フツー「プレスリリース」というと、
「書くの(=書くこと自体)
が大変(>_<)」と
思われてます。
ってか、そういう言葉を
たくさん見聞きします。
・・・でも違うんです。
「書くこと」自体は、
今なら優秀なAIも使えば
そんなに大変ではない。
AIに最適なプロンプト
(指示文)を放り込めば、
ほんの数十秒で、それらしい文章を
出力してくれます。
後はそれを人間の目で見て
〇論理の破綻はないか
〇出典データに間違いはないか
等を確認し、
写真も入れて
レイアウトすればいいだけ。
本当に大変なのは“その前”。
「AIに指示する
プロンプトを作る」
ことと、
更にそれ以前の
「素材を揃える」こと。
これこそ、骨が折れます。
「素材」って何か
◎モノなら物性、サービスなら特徴
◎それらを支えるデータや実験結果
◎写真
(証拠となったりアピール材料になる)
◎その人や会社の概要 など
その人・モノ・コトに関わる
事実の塊。
平たくいえば、
パンを作るのであれば、
小麦粉や卵等々です。
これらを過不足なく入手し、
要否を判断し、
何をどの順番で並べるかや、
今のトレンドや社会感に
沿っているかをジャッジする。
つまり、“前段階の捌(さば)き”を
どれだけ緻密に、抜け漏れなく
できるか。
経営学でいうところの
「MECE」に近いものがありますね。
リリースが書けるか否かは、
ここにかかってると言っても
過言ではありません
ただ、材料だけを揃えても
パンはできないように、
何をどの順番でこね、
いつどんな薬味を加えるかまで
考えて初めて、
プロンプトに落とし込める。
社会のトレンドや使える他のネタも
合わせてちゃんと
“企画”に仕上げておかないと、
AIという“パン成形機”は
ちゃんとしたリリース原案を
出力してはくれない、ということ。
つまり、事前準備と
企画こそが命
加納先生と二人、
バックヤードで
「そうですよね~!!」と
絶賛意気投合してました。
繰り返します。
「書く」という行為そのものは、
それほど大変なことではない。
その前の
「事実集め」と「論点整理」
(裁判みたいですが・・・^^;)、
こと。
これこそ
プレスリリースの要なのです。
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