ある日、ある人との会話。
ある人(以下、Aさん)
「・・・かんしが・・・」
私の心の声
(えっ?漢詩?
なんでここで漢詩が出てくるんやろ?
『長恨歌』か?)
(頭の中では絶世の美女だったと
される楊貴妃が舞い踊り・・・。w)
Aさん
「かんしが〇×△◇・・・」
私
(ん?『長恨歌』と違う?
それやったら杜甫か李白か?
五言律詩か?)
等々、遥か昔に習った
漢文の授業のかけらを
必死に引っ張り出す。
しかし、
どこまでいっても平行線。。。
「あのー・・・」と
確かめてみたら
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
私
「あの-、さっきから
『かんし』って言うてはりますが、
それって『漢詩』のことですか?」
Aさん
「えっ?ちゃいます。
『干支』のことです」
私
「は?『干支』?」
Aさん
「はい、十干十二支の『干支』です」
私
「『干支(えと)』ですか。
それって『かんし』って読む?・・・
確かに『かん』と『し』ですけど、
普通は『えと』って
言うんじゃないかなぁ」
Aさん
「ま、、、まあ、、、『えと』
ともいいますよね、フツーは。。。」
Aさんと私の認識が一致するまでに、
私の頭の中では
楊貴妃に始まり、
杜甫や李白が浮かび、
返り点やレ点といった漢文の授業が
浮かんでは消えていきました。(笑)
相手とのつきあいや
会話の文脈も関係しますが、
皆さまだったら「かんし」と聞いて
何を思い浮かべられますか
私は「漢詩」でしたが、
Aさんのように
「干支」の人もいれば、
「監視」、
「冠詞」、
「(衆人)環視」
等が思い浮かんだ人も
いらっしゃるかも。
医師だったら「鉗子」
かもしれないし、
政治に関心の強い人だったら、
「菅氏」かもしれない。
また別の日に別の人と会話していて。
Bさん
「・・・『こっき』が・・・」
私
「『ホッキ』?そんなところに
ホッキを入れるんですか?
おもしろ過ぎやろ~!(爆)」
(これがホッキ貝)
Bさん
「違います。(・・;)
『国旗』です」
周囲は大爆笑。
単純な聞き間違いでしたが、
私の頭の中はしばらく
「ホッキ」と、
北海道北斗市のゆるキャラ
「ずーしーほっきー」に
占拠されてました。
たった一音、
たった一文字違っても、
話は全然噛み合わないし、
真剣な話が笑い話に
なってしまうこともある。(^^;
その原因は、ひとり一人の
思考の“バックグラウンド”が
違うこと。
だから、
ある単語を聞いた時の印象とか
浮かべるイメージが違ってくる。
自分の当然≠他人の当然、
ということを、
私のアホな経験から、
受け取ってくださると嬉しいです。
アホさも少~しは
役に立ったかな~。(笑)
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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