先週の土曜日、
「完璧な仕事ほど気づかれない」
っていうブログを書きました。
夜から朝にかけて
人知れず「完璧に」こなされる
仕事の数々。
そういう仕事の奥には
当然、プロフェッショナルならではの
知見があり経験がある。
それがあるからこその完璧
なのだと、
あるテレビ番組と
新聞のコラムから
知りました。
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
あるテレビ番組で
新幹線の車両基地からの
レポート。
ボルトのゆるみ検査の光景が
映っていました。
検査担当者がデモ用のボルト3本を
ハンマーで次々に叩いていく。
それぞれにカンカンカンと
3回の打音。
「さて、どのボルトが
緩んでいるでしょう」
一つだけ音がユルイというか
低いなーと感じたものがありました。
それが正解。
ボルトは緩むと
叩いた時の音が低くなるそうです。
ただそれは本当に微かな差。
スタジオの回答者さんは、
皆一様に首を傾げられてましたから。
レポーターさんも
「なぜ分かるのですか?」と。
答えは、
「研修で数千~数万回も
叩くと分かる(覚える)」。
大きな新幹線を支える
小さな小さなボルト。
小さな一つ一つの努力が
支える安心安全の走行。
その努力の後ろにあるのは、
決して表からは見えない
体験・知見の数々。
体験を積み重ねると、
あるレベルに近づくんだなぁ
と思ったのがこちらの新聞コラム。
↓
「斎藤暖生の森からみれば」
昨年に、
「薪のたのしみ、木との対話」
という回がありました。
斎藤さんのおうちには、
薪(まき)ストーブが鎮座。
(イメージ)
燃料の薪は、斧で割って
自作するそうですが、
「割るのに苦労する木もある。
(中略)
木との対話のようで
飽きることがない」と。
そうやって試行錯誤しながら
割り使っていくうちに、
「こうして10年以上も
薪を使っていると、
木の肌や匂いで
どの木か大体
わかるようになる。
すると、
木の種類によって
燃え方が違うことも
わかってきた」。
10年以上、薪や木と
向き合ってきたからこそ
出た言葉だなぁ・・・と。
何かをずーっと続けていくと
辿り着く「あ!」という感覚。
これが、仕事なら
“プロの仕事”に通じ、
プライベートなら
“なんかオモロイやん”に通じる。
するとどちらも
やってて手応えや面白みを、
もちろんやり甲斐も感じてくる。
ChatGPTが即時に答えを示し、
Google先生も負けじと答えの
精度を上げ、
iPhoneは歩く方向まで
示してくれる。
ますますそっちに傾く時代の
プロの仕事や暮らしの面白みって、
この「あ!」から始まるように
思うんですけど、どない?
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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