「カタカナをアルファベットに変えたら商標取れますか?」 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日のブログに登場頂いた
事業者さんから
こう聞かれました。

「カタカナでダメだったら、

(=同一商標が登録されてるなら)
 アルファベットに変えたら
 いけるんじゃないですか?」


あなたはどう思われますはてなマーク

 





今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!

 

 



堪えは「ブー」です。


(あ、この絵柄、

 ちょっと遅かったですね。^^;)


「えー、なんでーはてなマーク
 カタカナとアルファベットは
 違うやんびっくりマーク

 


はい、確かに

見た目も表記方法も違います。

 

でも

発音(読み方)は同じ

ですよね。

 


何かの折に役立つと思うので
ぜひ知っておいてください。

特許庁の審査官の審査基準は、

1)聞く

 


2)見る

 


3)(意味を)考える


 

 

 

「き・み・か」なのです。


①まず耳で聞いて
 同じ音か違うかを判断する

②次に目で見て、
 似てる/似てないを判断する

③最後に意味を考えて
  -  〃   -


いの一番に“音”で
ふるいにかけられます。

 

この順番は変わりません。


このサイトを下の方に
 スクロールして頂くと、
 「商標の類否判断」が
 出てきます。

 

 「それぞれの要素を

  総合的に勘案」
 とはなっていますが、

 

 「呼称(呼び方)」が最初に
 きているのをご覧頂くと
 「音(オン)」が重視

 されているのが
 お分かり頂けると思います。)


“音”なので、
どう書いていようが
同じ発音ならダメ、
という判断になります。


カタカナ→アルファベット、
或いはその逆でも、
ひらがなにしようとも、

 

同じように発音する

先行商標があれば、
はねられます。




一見「?」と
思われるかもしれませんが、

たとえば「シャネル」という
あのよく知られた
ブランドを考えて頂ければ

ご理解頂けるか・・・と。

 

もし、「Shanelu」或いは

「しゃねる」と書いて

誰でも宝飾品やカバンの類に

登録できるのであれば、

シャネル社はおちおち
枕を高くして眠れませんよね。(^^;

(因みに「シャネル」は
 「防護標章」です。)

 




ということで、

商標の類否判断は第一に
音でなされる
という鉄則、


ちょいと頭の隅に残しておいて頂くと

何かの折に役立ちまっせ。チョキ



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