このブログでは、しばしば、
“中の人”が気づかない所にこそ、
オモシロイ何かがあったり、
独自性があったりする、
って書いてきました。
(昨日も書きました。)
が・・・しか~し、、、
灯台下暗し。
“盲点”があったことを、
同じ広報の専門家さんから
教えられました。
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
それは約1ヶ月前の
クローズドな広報セミナーでのこと。
B to B広報の要点ということで
司会者さんから話を振られました。
B to Bと一口にいっても広いので、
どの業種業態にでも通用する
こととして、
「こんなプレスリリースは嫌だ」
と題してお話しさせて頂いたんです。
どんなリリースが
(見る方にとって)嫌だったか。
それは
針小棒大なリリース。
そういうのって大抵
要らん言葉てんこ盛り。
具体的にいうと、
例えばソフト開発会社さんだったら
ちょっとの(=アップデートくらいの)
改変なのに、いかにも新ソフトが出た!
くらいの勢いで送ってこられるもの。
大したことないネタを
思いっきり“吹かしてる”リリース。
当然そういうのって
“中身”が乏しいですから、
形容詞・副詞・感嘆符・接続語等で
モリモリに盛りまくられています。
(こういうてんこ盛りは大歓迎!w)
ぺーぺーの頃、そういう
“厚化粧リリース”を見抜けなくて、
ニュースバリューがないのに
時間をかけて読んでたんです。
すると業を煮やした上司が
私にこんな訓練を課しました。
(“厚化粧リリース”は嫌だ)
上司の机にあった
リリースの束と
黒のサインペンを渡され、
「形容詞、
副詞、
接続詞を塗りつぶせ」と。
訳の分からないまま
指示に従って黙々と塗っていくと、
あらあら不思議っ
真っ黒になった
(=ほとんど塗りつぶされてしまった)
リリースと、
ほとんど白いままのものに
きれいに二分されたのです。
ここで上司が種明かし。
「白い方は
僕が記事にしたもの、
黒い方は捨てたもの」
確かに真っ黒な方は、
残った部分だけでは
何が書いてあるか
理解できませんでした
要するに中身がなかったんです。(◎_◎;)
これで、いかに修飾語や接続詞が
“要らん”もんかというのを
思い知らされ、
以降、自然とそういう語を
読み飛ばすようになりました。
そんな話をしたら、
同じくパネリストだった
広報の専門家さんが、
「品詞で、『イケてるリリース、
ダメなリリース』を説明して
もらったのは初めてです」
と絶賛してくださり、
会場の皆さんも首を縦に
振りまくってくださいました。(驚)
私にしてみれば、
ぺーぺー時代の黒歴史の一つ。(・・;)
それが「初めて聞いた」と
驚きをもって受け取って
頂けたのですから、
ホント分かんないもんです。
大勢の方に、
「“盲点”ってないですか?」と
聞いてきた私自身にも、
ありましたねぇぇ。
“盲点”とは本当によく言ったもので
自分では気づかないからこそ
“盲点”なんですよね。
皆さんも気を付けてくださいねぇぇ~。
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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