展示会で感じたこと。~企業が訴えたいこと=来場者が知りたいこと、なんだろうか? | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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先週、インテックス大阪で開かれた
「防犯防災総合展2023」
のぞきに行ってきました。

今年に入ってから続く地震や水害の
影響か、会社で連れだって来る人や、
周辺の住民と思しき方で大盛況。

(中にはベビーカーを押した方まで!)


こういう展示会につきものの、

「なんか(会場配置が)
 分かりにくいなぁ。(^^;」

という感想とは別に

私が感じたのは2つのこと。



(ラジオから流れてくる
 「海での〇〇、118番」のCMを
 思い出して立ち寄った
 海上保安庁さんのブース。
 そこにおられたのは、百戦錬磨の
 凛々しい海上保安官さんでした。
 SNSへの掲載許可、頂いております。)


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





展示会って、自社の製品や取り組みを
知ってもらうためのものですから、

どこも、自社のイチオシを
ドヤ顔で展示されてました。


担当者さんの性格にもよるのか、
声をかけられる頻度は、
ブースにより差はありましたが、

どこでも感じたのが、

「うちの製品やサービスって
 いいですよ」

しか言ってないな、ということ。





展示会という場を考えれば
当たり前のようですが、
果たしてそうなんでしょうかはてなマーク


例えば、
ある防災用敷物の展示ブースには、

小さな製品サンプルと、
段ボールベッド(こういうの)

       ↓

 

に敷いた実例が展示されてました。

かけられた言葉は、

「これを敷くと
 床が冷たくないですよ」。

そして小さなサンプルを
持たされて(というか腕に
ペチョっとくっつけられて)

「どうですか、冷たくないでしょ」と。


いや、、、会場そのものが暑いので、
今だったら冷たい方が
ありがたいんですけど・・・

などという心の声はおくびにも出さず、

「はい、冷たくないです」としか
答えることができませんでした。汗うさぎ



断面を見ると厚みのある発泡素材で、
冷たい床に敷いても、
冷たくなさそうなのは一目瞭然。




(ここに直に敷いても大丈夫だと。)


その“一発で分かること”を
ガンガン推されても、

それ以上反応のしようがない、
というか、

広がりようがないんだけどなぁ。
ガーン




試しに、

「どれくらいの広さの製品が
 あるのですか?」とか、

「オーダーメイドって
 できるのですか?」とか

尋ねてみたんですが、
なんか要領を得ない。




どころか、
「え?」っぽい表情をされました。


「そんなこと、聞く?」みたいな。



大事なのは、
自慢することではなく、


〇それが何で
〇なんのために

 (どんな場面で)
〇どんなふうに使えるのか
〇それで助かるのは誰か

 

   (イコール)

◎誰の、

 どんなお役に立てるのか

◎そのために

 自分たちにできる
 
(=やってる)ことは何か

ってことだと
絶賛思うんですよね。



これから展示会に出展する

予定のある方、

 

ちょこっとだけでも
見る側の視点を考えて

頂ければと思います。



ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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